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幻の産業政策 機振法―実証分析とオーラル・ヒストリーによる解明

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  • サイズ A5判/ページ数 403p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532134402
  • NDC分類 530.9
  • Cコード C3060

内容説明

日本を再生させたのはこの法律だった。機械工業振興臨時措置法(機振法)の本質を、オーラル・ヒストリーも交えて、体系的に分析。知られざる成長の礎。

目次

機振法序説
第1部 機振法の機能と評価(機振法の成立プロセスと制度能力;機振法の政策効果:「会社史」を用いた評価分析;機振法と自動車部品:高度成長期直前における産業政策の経済的効果について;機振法の呼び水効果と政策推進の組織的基盤;政府と企業のダイナミクス―産業政策のソフトな側面:機振法の金型工業に与えた影響から;機振法イメージの政治史的意味:新しい産業政策の実像と虚像;下請制機械工業論序説;中小企業庁の設立と診断指導策)
第2部 機振法オーラル・ヒストリー(機振法と自動車部品;機振法の運用をめぐって;旧豊川工廠の機械払い下げと機振法:永田鉄工の発展に及ぼした効果;機振法と金型産業)

著者等紹介

尾高煌之助[オダカコウノスケ]
一橋大学経済研究所非常勤研究員、一橋大学名誉教授、法政大学名誉教授。慶應義塾大学経済学部卒、カリフオルニア大学(バークレイ)大学院博士課程を修了、Ph.D.(economics)。一橋大学経済研究所教授、法政大学経済学部教授・同比較経済研究所長を歴任。主な著書に『職人の世界・工場の世界』(リプロボート、日経・経済図書文化賞)などがある

松島茂[マツシマシゲル]
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。東京大学法学部卒業、通商産業省入省。中小企業庁計画課長、大臣官房企画室長、工業技術院技術審議官、中部通商産業局長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

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中小企業金融に身を置く私にとって、戦後機械工業の産業政策の歴史を読み考えることは、この上なく貴重な学習機会です。本書は、通産省が成功した唯一の産業金融政策と揶揄されることもある機振法の政策効果を検証した研究会(1986~89)記録をもとに組み立てられたものです。所謂政府系金融機関と連携した融資制度の効果に止まらず、金型のように世界的シェアを獲得した産業の成長経緯まで射程に入れ興味が尽きません。実務・研究において政策・産業金融に携わる人、経営学部学生には必読の書と言えるでしょう。松島教授有難うございました。2014/01/18

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