内容説明
黒部ダム、名神・東名高速道路、新幹線、鉄鋼、トヨタ自動車―。ずさんな計画をただし、企業の実力を的確に見抜いた世界銀行の介入なしには日本復興は不可能だった。機密文書から読み解く現代史の真実。
目次
2つの復興
テークオフの時代―世界銀行の復興指南
火力借款―復興は電力から
農業借款―手法めぐり農林省が抵抗
造船復活てこ入れ―競争力強化の切り札
自動車借款―トヨタを選んだ先見の明
鉄鋼の再生―「鉄は国家なり」を下支え
水力融資―本格復興に巨大ダム
最先端の原子力発電融資はイタリアへ
東海道新幹線―是正された「夢の超特急」
明神・東名高速道路―高度成長への大動脈
世銀融資から学ぶ―外部チェックの重要性
著者等紹介
太田康夫[オオタヤスオ]
日本経済新聞社編集局編集委員。1982年東京大学卒業、同年日本経済新聞社入社。外報部、前橋支局、金融部を経て、90年チューリヒ(スイス)支局駐在、94年東京本社経済部、96年同次長、2003年編集委員を兼務
有馬良行[アリマヨシユキ]
世界銀行財務局駐日代表。1989年一橋大学卒業後、東京銀行(現:三菱東京UFJ銀行)入行。日本企業の海外での資金調達や、海外発行体の日本市場での資金調達を支援。2000年に世界銀行東京事務所入行、以降世銀の日本市場での資金調達に係る業務全般を管轄している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 社会的選択の理論・序説