内容説明
規制緩和、行政改革など、日本の構造改革への反対の論拠となっている「弱者保護」。規制、補助金、税の優遇措置などにわたる保護政策の実態を中小企業、中小企業金融機関、農家、後進地域地方自治体、借地・借家人、専業主婦、高齢者などにわたって分析。特定弱者保護政策の弊害を解き明かす。
目次
序章 「弱者」保護政策はこれでよいのか
第1章 中小企業保護
第2章 「弱者」としての中小企業金融機関
第3章 京都はなぜ(本当に?)住みにくいのか
第4章 農業保護政策と弱者問題
第5章 後進地域の地方団体に対する保護政策
第6章 土地問題における強者と弱者
第7章 「専業主婦」保護政策の経済的帰結
第8章 高齢者保護政策の経済的帰結