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内容説明
野原や水辺で無心に遊ぶ兎や小鳥の愛らしい姿。当代随一の花鳥画家が描く、動物達の桃源郷。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
荒野の狼
4
1991年に上村松篁が89歳の時に発行された画集。松篁は2001年に89歳で逝去しているので最晩年のものを除く代表作41点を一枚、1-2ページで掲載し、松篁自身のコメントが見開きのページに付されている点が貴重。たとえば、1928年に帝展で特選になった「蓮池群鴛図」について、後年、京都美大の教え子が「先生、このおしどり何も考えておらんなァ」と指摘された.それ以来、「鳥を描くときには、いつもこの学生の言葉を思い出すが、残念なことに、この学生は間もなくこの世を去ってしまった」。2021/06/28