内容説明
円だけで資産を持っていると、どうしても避けられないリスクがあります。本書は、資産保全のための海外投資をどう始めたらよいかを解説します。著者は、長年マーケットとつきあってきたベテラン。長期投資、守りの投資の基本を、丁寧に説明します。海外投資に大きな影響を与える2016年1月実施の証券税制改正や、NISAの活用方法についてもふれました。高利回りをうたう、あるいはリスクをあおるような投資本には手が出ず、海外投資に必要な知識と、自分で考える判断力を身に付けたい読者に最適です。
目次
序章 なぜ海外投資が必要か
第1章 世界の趨勢と日本の姿
第2章 日本の個人投資家が使える投資対象
第3章 投資のものさし
第4章 海外投資の現場
第5章 守りの投資と、攻めの投資
著者等紹介
廣重勝彦[ヒロシゲカツヒコ]
証券エコノミスト。1982年、北海道大学法学部卒。83年、山種証券入社。みずほ証券エクイティ部部長、トレーダーズ・アンド・カンパニー取締役、丸三証券ディーリング部部長などを歴任。法政大学大学院経済学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akihiro Nishio
20
カンボジアからの帰路に読んだ。既にアジアにドル建て定期預金口座を持っているので、はじめてではないのだが、そろそろ次の一手を考えたい。放置するだけの自分には、少々ETFと、低レバのFXでドルを買い増すくらいが合っているのかなと思った。いずれにせよ、円で持っているだけではもったいない。あと本書とは関係ないが、日本に帰ってきたら日本でしか売れない小さなマーケットを相手にした商品ばかり宣伝していることに驚く。何でそこそこ大きな会社が、そんな小さくて競争の激しいマーケットを相手に商品を作り続けるのかわからん。2018/01/16
くらーく
1
国内だろうが海外だろうが、投資の心得は同じじゃなかろうかね。当たり前の事を当たり前に出来ないから、このような本を読んでいる。2016/02/27
kura147
0
資産を円だけでなく、他国の資産も持とうと考えている個人投資家向けの本。短期売買を目的というよりは、長期での保有を勧めている。 2019/07/31