日経文庫
ブルー・オーシャン戦略を読む

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  • サイズ B40判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532112356
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C1234

内容説明

本書は、新規需要を主体的に創造し、競争が存在しない状況を作り出す、ブルー・オーシャン戦略の解説書です。戦略キャンバス、ERRCグリッド、PMSマップなどの戦略立案のためのツールの使い方を、自動車からレストランまで、豊富な事例をあげながらわかりやすく説明します。立案した戦略を実行に移すにあたり必要な、手続きの公正さ「フェア・プロセス」と、組織リスクへの対応「ティッピング・ポイント・リーダーシップ」についても解説。ブルー・オーシャン戦略の全体像を示します。

目次

1 ブルー・オーシャン戦略とは?
2 ブルー・オーシャン戦略の基本的ツール
3 ヤマハの大型スクーター「マジェスティ」の開発(一九九五年)
4 ブルー・オーシャン戦略の実際
5 ブルー・オーシャン戦略のメカニズム
6 「戦略キャンバス」など主要ツールの活用
7 戦略に実行が組み込まれる:フェア・プロセスとは何か
8 一気に、組織を動かす:ティッピング・ポイント・リーダーシップの基礎
9 自動車を「再発明」する:インド・タタ社「ナノ」の発売(二〇〇九年)
10 レストラン・サンドランスの事例(二〇〇五年)

著者等紹介

安部義彦[アベヨシヒコ]
福岡県出身。京都大学卒業、INSEADフランス校にてMBA取得。在学中より「ブルー・オーシャン戦略」の提唱者であるW.チャン・キム教授に師事。「ブルー・オーシャン戦略クオリフィケーション」資格と、教授許可を授与される。ボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニーのプリンシパル等を経て、(株)価値革新機構を設立し代表取締役に就任。研究・技術計画学会、日本文化政策学会、国際文化会館会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
ブルー・オーシャンという言葉はざっくりとした概念についてはわかっていたのですが、この本を読んでかなり明確に理解することができました。小冊子ながらかなり実務的な感じでの説明がなされていて参考になります。とくに第4章の戦略の実際の、戦略作成の4ステップとシックス・パス(何をどう見るのか)は頭に入れておこうと思っています。またケースも書かれているのでわかりやすさもあります。2016/08/21

maimai

4
新規事業を開拓して新しい顧客を創造するブルーオーシャン。このブルーオーシャンに関しては前例が無い分利益や市場規模の分野において不透明な部分が多いですが、それと同じくらい可能性が感じられる分野でもあります。レッドオーシャンにおいては各社で激しい戦いが繰り広げられており、この分野のフォーカスをブルーオーシャンに注ぎ込むことで誰も見たことがない感動を生み出すことも可能なのではないかと感じています。ブルーオーシャンに関しては新規事業の開拓と言うことで難しいかもしれませんが、うまく開拓できたら新世界が待ってるかも2020/09/12

kiki

4
ブルー・オーシャン戦略とは、新規需要を主体的に創造し、競争が存在しない状況を作り出す戦略論。限られた市場で価格競争を広げるレッド・オーシャンと対極的な戦略論。「覚醒」するというイメージで、新しい戦いの場を見つける感覚。例えば横軸を機能、縦軸を高低として、それぞれの機能ごとにプロットして繋げることで、価値曲線を描き、新たな製品が他のものと被らないように創造するよう戦略キャンバスを描いていく。この戦略は、全て出来るだけ最高を目指すというよりは、他では味わえないお得感を得られる価値が得られるものを作るイメージ。2017/05/05

Kiyoshi Utsugi

3
フランスにあるINSEADの教授であるW・チャン・キムとルネ・モボルニュによって提唱された戦略論である「ブルー・オーシャン戦略」を日本における第一人者である安部義彦が分かり易く解説した本になります。 一番最初に「ブルー・オーシャン戦略は『青い鳥』探しにあらず」と書かれてますが、まさにそのように誤解していたのが自分でした。 今度はW・チャン・キムとルネ・モボルニュによる「ブルー・オーシャン戦略」を読んでみたいと思います。 以前は途中で挫折しました。😅2019/07/31

Tomoyuki Kumaoka

2
原著の日本語訳は読んだので、もう少し理解を深めるために、この本を読んだ。翻訳では言い回しのせいで、理解不十分だったところが、腑に落ちる形で読めた。 すぐには役に立たないけれど、知識として持っておくことで、いつか役に立てようと思う。 ひとまず、自分の勤めている会社やほかの会社を例にして、戦略キャンバスを描いてみて、ERRCグリッドを作成する。実際に提案するかはわからないけれど、どうすれば今後の発展に寄与できるかを真面目に考えておこう。私の興味はやはり経営なのだろうか。そういう将来も心に描いておこうと思う。2016/07/22

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