内容説明
品質マネジメントシステムの構築と認証、TQM活用による有効性向上策をやさしく解説。最新動向をふまえ大幅改訂。
目次
1 ISO9000シリーズとは(ISO/TC176によるISO9000シリーズの制定;品質マネジメントシステム規格とは ほか)
2 品質マネジメントシステム認証制度とその現状(品質マネジメントシステムの認証制度とは;品質マネジメントシステム認証制度をめぐる世界の動向)
3 ISO9000シリーズに基づいて品質マネジメントシステムを構築する(品質マネジメントシステムを構築する際のポイント;品質マネジメントシステムの文書化 ほか)
4 ISO9000シリーズをTQMから見直す(TQMの考え方・方法論;ISO9001シリーズとTQMの共通点・相違点 ほか)
5 TQMのツール・手法を上手に活用する(改善を組織的に推進する;人に起因するトラブル・事故を防ぐ)
著者等紹介
中條武志[ナカジョウタケシ]
1956年生まれ。79年東京大学工学部反応化学科卒業。86年同大学院博士課程修了。東京大学工学部助手等を経て、中央大学理工学部経営システム工学科教授、工学博士。品質マネジメントシステム規格国際対応委員会、デミング賞委員会、各委員、日本品質管理学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あんさん
1
ISOの解説部分よりも、後半のTQMの解説部分のほうが興味深かった。こうした地道な改善活動が利益の源泉なのだと改めて思う。2014/10/22
2n2n
0
自分が勤務している会社にはルールが数多くあるが、一見「なんのこっちゃ」と思えるルールも少なくないと思っていた。しかし本書を読んで、これらのルールは実はISOの思想と深く関連付いていることが理解でき、いろいろ腑に落ちた。2011/06/09
BsBs
0
行動経済学について学ぶことで人はなぜ不合理な判断を下すのか、人間が見かけ上の合理性をもって動くためにはどうすればよいかについて一定の見解が得られたので、実務でどのようになっているかを見るために読んだ。といっても行動経済学よりISOのほうが歴史があるのだが。 目的は40%ほど満たされたといえ、また国際的に用いられている工業規格について新たな知識が得られたので(穴はあるものの)これでよしとしたい。 次は学術的裏付けと実証的裏付けのあるきちんとしたリーダーシップ論を読みたい。2018/05/29