日経文庫
EUの知識 (第15版)

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  • サイズ B40判/ページ数 244p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532112240
  • NDC分類 333.7
  • Cコード C1233

内容説明

世界のGDPの約3割を占める経済力をもち、リスボン条約の発効で統合を深めるEUの全体像を解説。ヨーロと域内市場統合を揺るがす世界金融危機にEUとしてどう対応するか。巨大経済圏の展望とその問題点を分析。欧州統合の歴史的な背景や、主要機関の役割やしくみについても解説。会社法、税制、分野ごとの政策まで、実務家に役立つ内容も網羅。

目次

1 新段階に向かうEU
2 EUの機関
3 新段階のユーロとEU経済
4 EUの歴史
5 分野ごとの政策展開
6 EUと世界・日本

著者等紹介

藤井良広[フジイヨシヒロ]
1949年兵庫県神戸市生まれ。1972年大阪市立大学経済学部卒業。日本経済新聞社入社。1988年3月から91年2月までロンドン駐在記者。1993年英オックスフォード大学客員研究員。現在、上智大学大学院地球環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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さーもんマヨ

2
領土問題などの国家間の対立を防ぐには、遠い将来にEUのような超国家共同体が必要なんじゃないかと愚考。改めてEUを勉強するために読む。 超国家共同体が世界を覆い、その下で再配分や紛争裁判などが行われる時代はくるのかなぁ2014/07/28

Saiid al-Halawi

1
ヨーロッパ統合の過程が引き続いて今も進んでいるのだということがよく分かる。知られている通り実際に統合は網羅的に進んでいて、税制に始まり、電気、ガスなどの供給網を統合するという成員各国にとって死活問題となる分野にも果敢に取り組んでいる辺り、EUという組織、EUという共同体の強さが伺える。トルコは長いこと加盟を切望しているが、個人的にEUにはクルディスタンを絶対に妥協しないで欲しい。2011/06/01

菜の花

1
第15版は2010年夏刊行ですが、前年12月に発効したばかりのリスボン条約の話もふんだんに取り込んでいる最新版です。前版がEU混迷中の5年前刊行でしたから、第1章ではその後にスポットを当てています。また世界金融危機なども積極的に取り込んでおり、EUの歴史や機構から最新情報まで網羅しており、サイズの割に幅広く知識が得られました。2011/03/28

スプリント

0
EUを形成している機関や加盟国との関係など幅広く・細かくEUについて知ることができます。アジア圏も同様の組織をつくる時代が来るのでしょうかね。2013/11/30

Hideki Nakane

0
EU の知識 日本人がeconomic animal で、アメリカ人はwar animal 、ヨーロッパ人はpolitical animal という。そんなヨーロッパ人が築き上げた政治システムはやはり複雑である。 それは国家の独自性を保ちながら、権限のある上位の広域共同体を作るという〝離れ業〟であるからだ。 このような複雑なシステムを理解するには、知識量と時間が必要だが、とっかかって知れば、なかなか合理的。その中から〝巧み〟も見えて興味を深くする。 EU の基本的な知識が簡潔にまとめられている。リス2012/05/22

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