内容説明
平成20年12月にスタートした新しい公益法人制度をわかりやすく解説した入門書。公益法人制度改革の経緯に触れながら、新制度の背景、意義がつかめます。
目次
プロローグ 新公益法人制度でこんなことが可能になる
1 公益法人制度改革とは何か
2 一般社団・財団法人と公益法人との異同
3 一般社団・財団法人、公益法人を立ち上げる
4 公益認定申請と公益認定基準
5 公益法人を運営する
6 既存の社団法人・財団法人の対応
著者等紹介
熊谷則一[クマガイノリカズ]
弁護士(涼風法律事務所)。1964年生まれ・88年東京大学法学部卒業。建設省(当時)勤務を経て、94年第二東京弁護士会登録。同年濱田法律事務所入所。2007年涼風法律事務所設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ペールエール
1
公益法人の根拠法を基に、制度的な側面を説明している。 昔は民法の規定に基づき公益法人は成立していたが、 公益法人認可法など時代にあわせて法整備されているのが現状だ。 おそらくこれからも増える公益法人。 それぞれの法人の事業内容などにも着目していきたい。2012/09/20
kurokurumi
1
公益法人改革三法について基本事項を丁寧に説明してあります。実務に携わる人には、最適の入門書。既存の法人からの移行の方法も簡潔に記してある。2012/05/24
koji
1
公益法人制度改革が、民間非営利法人を社会・経済システムの中に位置づけるものとすれば合点がいきます。主務省の天下りの温床ともなっていただけに、社団法人、財団法人にメスを入れることは改革ですね。「何が非営利か、何が公益か」をきちんと考えることが出発点です。本書は体系的に作られているので、手引きとして読めます。2011/01/24