内容説明
データを全面的に刷新し、新しい内容を加えた増補改訂版。財政の基本的な仕組み、日本財政の現状と将来像、それらを検討するための土台(学説)と、財政学の理解を深めるための三つのステップを用意。医療・社会保障費、年金、財政赤字問題、少子高齢化時代の租税のあり方、公共投資など、日本財政のホット・イシューをわかりやすく解説。
目次
第1章 財政と経済
第2章 今日の日本財政
第3章 公共財
第4章 社会保障
第5章 政府行動の指針
第6章 租税の経済への影響
第7章 租税―効率と公平性
第8章 公債と財政政策
著者等紹介
入谷純[イリタニジュン]
1949年和歌山県に生まれる。76年大阪大学大学院経済学研究科博士課程中退。大阪大学社会経済研究所助手、京都産業大学経済学部講師、助教授、教授を経て、神戸大学経済学部教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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flcdd
3
あたしには難しかったです(T_T)例えば国債は買う人には強制力はないけど、返すために払わないといけない世代には強制力があるとか書いてありました。バッチリ理解できるように勉強します(ρ°∩°)2011/06/05
がっち
3
財政学の入門書としては網羅してるという感じ。しかし読んでいても、各章が薄すぎて、あまり財政学について知識を深めることはできないかもしれない。財政学入門書としてもあまりおすすめはできない。D2011/01/15
cava
1
日本の財政状況(出版当時2006年)において、財政3つの機能として①資源配分、②所得再分配、③経済安定化と、それぞれ章節に分けながら重要語句を中心に説明がなされていた。内容が簡潔的過ぎてついていけないところもしばしばあったので、この分野はテキストで勉強した方がよさそう2020/12/20
Kenji Yagi
0
最新のデータではないですが、日本の財政の現状、財政が持つ機能と効果、政策を考えるうえでの価値基準や、財政にまつわる諸理論を[さらり]と学べました。そう意味で面白かったですが、そもそも不合理で不完全な存在である我々人間に、その逆を要求する経済学を背景に成長した理論という感があり、読んでて??と思う部分も多々ありました。2015/01/08
たろやま
0
入門としてはよかったようにおもう.社会保障まわりはもうすこし深めようとおもう.(深入りはできないが,まあ肩慣らしに.2012/09/14