内容説明
揺れ動くEUの現状を歴史的背景とともにわかりやすく解説。欧州憲法条約案を巡る各国の動きをフォローし、「深化・拡大」を目指すEUの将来を占います。2004年5月に実現した25カ国体制は、多くの中東欧諸国を迎え、長年の「戦後体制」を塗り替えました。その政治的、経済的意義等をていねいに解説します。2002年1月に現金流通を開始したユーロは、まさに米ドルと並ぶ基軸通貨となりました。ユーロの評価を検証、金融政策を担うECBの役割にも触れます。会社法や税制など、EUの制度についても詳述。実務家にも役立つ一冊です。
目次
1 岐路に立つEU
2 拡大するEU
3 単一通貨ユーロの定着
4 財政課題を巡る攻防
5 EUの歴史
6 EUの機関
7 深まるEU市場
8 EUと世界・日本
著者等紹介
藤井良広[フジイヨシヒロ]
1949年兵庫県神戸市生まれ。1972年大阪市立大学経済学部卒業。同年日本経済新聞社入社。1988年3月から91年2月までロンドン駐在記者。1993年英オックスフォード大学客員研究員(ロイター・ファンデーション・フェロー)。現在、東京本社編集局経済部編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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