内容説明
成果をあげるための準備、課題の見極め方から、コンピテンシーの育成まで、チーム運営の実践的ノウハウをやさしく解説。
目次
1 チームの運営が鍵を握る
2 成果をあげるための準備
3 チームの課題を把握する
4 時間が経つとチームは変わる
5 時限を持つチームを動かす
6 モチベーションをどう引き出すか
7 メンバーのコンピテンシーをどう伸ばすか
終章 リーダーとしての自信をどう獲得するか
著者等紹介
古川久敬[フルカワヒサタカ]
専門は組織心理学。教育学博士。1947年佐賀県生まれ。1972年九州大学大学院教育学研究科修士課程修了。同年旧日本国有鉄道鉄道労働科学研究所研究員、主任研究員(1972~86年)。1980年~81年New York州立大学(Binghamton校)経営管理学部客員研究員。1986年九州大学教育学部助教授、教授を経て2000年九州大学大学院人間環境学研究院教授。2003年九州大学ビジネススクール教授併任
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
20
上司を見ていて「ご苦労されているな・・・」と思い、一助になればと思い読書。我が課は課長、部下なし課長、部下なし課長を退職して再任用の指導員、そして私。うるさ型の高齢職員が多い中で、実質的に自分が支配的に動かせるコマが私だけ。そもそも、残業もさせることが出来ない、勤務日も4日だけ、基本転勤もなしで5年間大した仕事をさせられないという、再任用制度なんか作る方が悪いと思う。本人も仕事をしたいのにできないというジレンマ。スタッフポストばかり増える役所の組織体制では、管理職になどなりたくない人が増えるのは自明の理。2023/02/05
キンとギン
8
斜め読みになった。特に目新しい内容なし。2016/01/28
中島直人
6
基本的な考え方の整理にはなる。が、新たな発見や刺激はなく、自分としては残念な本。2014/09/26
朔
6
リーダーとしての基軸の作り方、チームの運営方法や、モチベーション・能力の引き出し方が章ごとに説明されている。リーダーの基軸を作るには課題の見極め、状況の把握が必要。また「取り組み方(how)」だけではなく、「何に取り組むか(what)」「説得力のある理由や根拠(why)」が必要。2010/11/07
ゆう
5
コロナ禍でこれまで正解だった手法が一夜にして役に立たなくなるということが実際に起きている。チーム作りを偶然に委ねている時間的余裕は、もうなくなってしまった。どの組織も想定外の突発的な事態に対処するために、新しく"何に取り組むか"とその根拠を早急に打ち出し、それを確実に実行し、成果を出す必要に迫られている。本書は、チーム活動に求められる質的な変化に着目し、「変化に対応できるチームづくり」について基本をわかりやすく整理している。この状況下でのチーム再構築にも役立つ。初版は2004年だが内容は全く古びていない。2020/05/03