出版社内容情報
金融界の競争の最大のカギといわれる金融工学を初めて学ぶ人のための入門書。ポートフォリオ理論、証券価格の変動モデルなどを、簡単な確率の知識を説明しながら、「なぜそうなるか」きっちり解説していく。
内容説明
金融工学の知識は、投資の意思決定、金融商品の開発などに役立つ。「ポートフォリオ理論」「ブラック・ショールズの公式」など、初めて学ぶ人でもわかるように、順序立てて平易に解説。高度な数学を使った説明を避け、簡単な数式と事例を用いてわかりやすくなるよう工夫した。豊富な例題、章末の練習問題を解きながら繰り返し勉強できる実践的入門書。
目次
1 金融工学とは
2 不確実性とリスク
3 ポートフォリオ理論
4 価格変動のモデル
5 デリバティブと無裁定理論
6 ブラック・ショールズの公式
7 債券価格のモデル
エピローグ 金融工学の可能性
著者等紹介
木島正明[キジママサアキ]
1957年生まれ。東京工業大学理学部情報科学科卒業。東京工業大学大学院理工学研究科情報科学専攻博士課程修了。ロチュスター大学経営大学院修了。東京工業大学理学部助手、筑波大学社会工学系助教授、東京都立大学経済学部教授を経て、現在、京都大学大学院経済学研究科教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
86
少し前に金融工学の入門書を読んでわかりやすかったので、もう少し高度な本に挑戦してみました。かなり歯ごたえがある本でかなり数学の素養が必要であると思われます。特にブラック・ショール図の公式についてはよく説明されています。入門書という位置づけですがこれを理解できればすぐにでも実務につけるような感じを受けました。2016/02/10
TH
1
とても良い本。これだけの内容を小さな文庫本にまとめるとはすごいと思う。数式を用いながら高度な内容を簡単な説明で理解しやすく分かりやすい。 ただ、私はもともと内容をだいたい知っているのですらすら入ってきましたが、文系の初心者だとわかりやすいとはいえないかも(汗)2014/11/16
さっちゃん
1
単行本でありながら、しっかりと数式を利用して金融工学の説明を行っている本。 著者は文系の人間に向けて書いた本であるので、数式は必要最小限にして初心者でもわかりやすく書いている。 そのため、詳しい式の説明は巻末の参考文献に任せている感がある。(適せん省くことによって、理解しやすくするという工夫の一環であろう。) さらには章末に確認問題が載っているというおまけつき(解答はサイトで公開しているらしい。) しかしながら、おそらく高校数学程度の数学や統計学の基礎をかじっていないと本書の内容は理解できないと思います。2013/09/23
T2T3
0
難しい。何言ってるか全然わからない。数学的なことにはついていけるけれど、内容がさっぱり頭に入ってこない。この本を理解することは私の能力を超えているので大人しくもっと簡単な本で金融工学に入門することにします...
h t
0
むずかしい2016/04/10