出版社内容情報
新民事訴訟法が施行され、株主代表訴訟が活発化するいま、企業の危機管理が強く求められている。本書は株主総会の実施や総会屋対策、社内文書管理といった総務部の仕事にかかわる法律知識をわかりやすく解説する。
内容説明
「企業防衛」という観点から、総務部に必要な法律知識を網羅しました。総会屋対策、文書・印鑑の管理、コンプライアンス規定を含む社内規定の管理、危険取引の回避策などを実務にもとづいて解説。株主総会実務については、最新の判例をもとに、「株主重視」時代にマッチした方式を提言しています。専門的解説はなるべく避け、法律用語になじみのない方にもわかりやすく説明しました。
目次
1 新時代の総務
2 株主総会の法律実務
3 総会屋対策
4 株式に関する法律実務
5 印鑑管理・文書管理の法律実務
6 社内規定管理の法律実務
7 危険回避の法律実務
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Heyryo Motoyama
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法律は大事。法治国家ですからね。株関連の話題が半分くらいだったので、それ以外の具体例がもっとあればよかったかな。総務が企業防衛の要であるという事は納得。2016/07/09
SOMA
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総務は「企業防衛」を第一の目的としているという言葉ですべて納得できる。その視点で考えればリスク管理への異常な執着も理解できるし、判断を上げる階層を省く事で迅速な対処をするという側面でトップ直轄なのだというのも腑に落ちた。総務畑ではないのでそこまで詳しい知識を得る必要のない自分としてはこのくらいのレベルでちょうどよかったと思う。2010/09/24