内容説明
明治維新から終戦まで。日本の証券市場はいかに成長してきたのか。富国強兵、金融恐慌、太平洋戦争―。紆余曲折を経ながら多くの企業と相場師が織りなす証券興亡史。
感想・レビュー
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rbyawa
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e193、1978年(昭和53年)に書かれたものの復刊版らしいのですが、これは日本産業史も同じだったのかな? あー、道理で。あちらと監修の方も同じでちょっと似た雰囲気。まあまず国立銀行が作られ、鉄道株が発行され始め、証券市場が形成され、というところまでで結構な難航があるのですがその後はギャンブル性の高い投機と政府の追いかけっこが始まり、みたいな歴史なんですが。外債とか公債の歴史はちょっと面白かったです、投機屋の行動や思惑とは関係なしに産業は進んでいくものなんだなぁ(ギャンブルなんだけどそれで経済が動く)。2014/07/12