出版社内容情報
「植物」が人間の感情に反応する?! バクスター効果で知られる歴史的実験の全貌が、当事者初の著作で今明らかになる!
内容説明
1960年代後半、植物が周囲の人間の意図や感情に電気的反応を示すことを発見し、世界中に一大センセーションを巻き起こした実験の当事者による初めての著作。鶏卵、バクテリア、ヒトの細胞などを対象にしたその後の実験の経緯、科学界の反応、バイオコミュニケーションが示唆するスピリチュアルな側面まで。
目次
第1章 世界を驚かせた実験
第2章 初期の観察記録
第3章 最初の論文
第4章 科学者と一般社会の最初の反応
第5章 鶏卵を観察する
第6章 生きたバクテリアとの同調
第7章 動物の細胞からヒトの細胞へ
第8章 バイオコミュニケーション研究と科学界の姿勢
第9章 バイオコミュニケーション研究の未来
著者等紹介
バクスター,クリーヴ[バクスター,クリーヴ][Backster,Cleve]
嘘発見機(ポリグラフ)の第一人者。元CIAの尋問官。ポリグラフ検査官養成学校を経営するかたわら、植物が人や動物の感情に反応するという現象、いわゆる「バクスター効果」を2年間の観察結果をもとに発表(1968年)し、各界に波紋を投げかける。ベストセラーとなった『植物の神秘生活』(トンプキンズ+バード著)に取り上げられたことをきっかけに世界的に有名になる。カリフォルニア州サンディエゴ在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかぴ
18
想像していた内容ではなく、正直衝撃的でした。この世界はすべて繋がっていることの証明をしているのに、認められていない。人間は考えることが出来ることで進化した一方、失ったものも大きいと思いました。その失ったものは潜在意識の中には残っており潜在意識を繋げる瞑想が流行る理由かなと。世界との結びつきを気づかせてくれてありがとうございました。2021/08/03
澄
14
植物が他の生命体に反応しているという事象は驚きではあるが腑に落ちた。ただ卵にも反応するということにはびっくり!? 動物、植物関係なく、生命あるものはすべて繋がっているということなのか。非常に興味ある内容でした。2017/06/27
Dokinko
2
前半は面白く読めましたが、後半は研究の評価の話が多く少し退屈さを感じた。著者は相当な辛酸を舐めたのでしょうね。植物に『意識』『心』のようなものがあり、『テレパシー』のような繋がりを持つ可能性を示唆する研究の数々。科学的に証明することなど不可能なのかもしれないが、太古の昔は人間も植物と繋りを感じていたのかもしれないと想像が膨らむ。そんな繋がりの中植物を食するとはどういう感覚なのか考えさせられたり。世の中には科学的に証明できない神秘的なことが沢山存在するのだろう。それを頭ごなしに否定するのはもったいないと思う2025/04/12
dexter4620
2
著者が生き生きとして自分の発見を記す前半と、批判を受けながら苦闘する後半のメンタルヘルスの違いがなかなか気になる一冊であった。とはいえ、植物や細胞に感受性があるというこの発見は知れて良かったと思う。訳者が巻末に書いていた、成木責めという手法が日本でも古来からあるのも興味深かった。2020/08/05
虎モコ
2
生きとし生ける物には心がある。 正にその通りと思う。 丁度よいタイミングで嫁が紫陽花をもらって来た。 話掛けながら、大事に育てよう2017/05/06