出版社内容情報
激動の時代と自らの病とのはざまで、フロイトの見たものは何だったのか? 思想界の巨人の内界をうかがえる第一級資料、待望の邦訳!
内容説明
歴史学者や歴史家によって存在だけがほのめかされていた『フロイト最後の日記』が遂に邦訳された。20世紀思想界の巨人、精神分析の創始者フロイトの内界をうかがわせる第一級資料。
目次
日記原文
日記解説
著者等紹介
フロイト,ジグムント[フロイト,ジグムント]
1856‐1939。精神分析学の創始者。20世紀が生んだ重要な人物の一人である。モラビアに生まれ、ウィーン大学で医学を学び、臨床医になる。はじめヒステリー治療の研究を行なっていたが、1900年に無意識(本人が知らない隠れた心理)の過程がわれわれの考えや行動を決定すると論じた『夢判断』を発表する。これを契機にフロイトの名声が高まり、以後40年間著作物をつぎつぎに発表する。そのなかで第一次大戦後ごろから生命には生体を無機状態にする欲動、つまり「死の欲動」があるのではないかと思索しはじめ、『快感原則の彼岸』を発表。1923年にガンと診断され、以後自分の死と闘いつつ、1938年にナチスから逃れるためイギリスに亡命。1939年に死去
モルナール,マイクル[モルナール,マイクル][Molnar,Michael]
ロンドン・フロイト記念館館長代行。バーミンガム大学でフランス語とロシア語を学び、東アングリア大学でヨーロッパ研究を行なう
小林司[コバヤシツカサ]
1929年、弘前市に生まれる。1959年東京大学大学院博士過程修了、医学博士、精神科医、作家、シャーロッキアン。もと上智大学カウンセリング研究所教授、現在はメンタルヘルス国際情報センター所長
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