内容説明
世界各地から寄せられた2000もの生まれ変わり事例を長年にわたって徹底的に調査する米国精神科教授と共同研究者達。本書は、各ケースに付随して提起される様々な疑問や謎に真向うから取組むグループによる、驚異的な検証報告である。
目次
生まれ変わり信仰
生まれ変わりを裏付ける証拠の種々相
前世を記憶する子どもたちの12の典型例
生まれ変わり型事例の典型例の特徴
研究の方法
事例の分析と解釈
さまざまな文化圏に見られる変異
生まれ変わりという考え方によってどのような現象が説明できるか
前世を記憶する子どもにまつわるその他の問題
生まれ変わりに関係する可能性のあるプロセスの考察
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokkun1002
8
1987年。世界中から集めた記録をわかりやすくまとめている。2-5歳頃迄に見られる事例が多い。その後忘れてしまう。事実関係について検証出来るものも多い。特に異国語を話すものは信用せざるを得ない。人は生まれ変わるのだろうか。2014/11/21
ヨハネス
6
親など周囲が思い込んでいることとか子供に言わせたがっていること、子供本人の勘違いなどの影響がないようとても注意深く考えながら取材されています。あたしは「生まれ変わり」を完全に信じている者なんですが、母が「死んだら終わりなんだ」と勝手に悲観しひどい恐怖に陥っているので読ませました。でも「以前からこんな話は聞いたことがある」と言われてしまい、効果なし。あたしも前世の記憶があればいいのにと思っていましたが、前世と現世で経済格差や性の違いがあると、とても暮らしにくいことがわかりました。2014/07/05
みやか
4
0時54分読了。リサイクル図書。前世の記憶を持っている(とされる)子どもの事例が多くあり、しかもその記憶のもとの持ち主(故人)を特定できている事例もたくさんあることに驚いた。気持ちやこころは脳の産物だとおもうとはなしにおもっていたが、こころは身体がなくても存在し得るのかも知れない。わたしも誰かの生まれ変わりなのだとしたら、わたしは誰なのだろうなとおもった。「生まれ変わりという考え方は最後に受け入れるべき解釈なので、これに代わる説明がすべて棄却できた後に初めて採用すべきである。(242頁)」2012/06/17
読書の鬼-ヤンマ
2
平成二年二月二五日初版、図書館本。佐藤正午氏著”月の満ち欠け”の巻末資料に本書。イアン・ステイーヴンソン氏(心身医学、精神分析医)著。人は死ぬと生まれ変わり、この世に再び現われた(輪廻転生)とする事例(伝聞、本人とその関係者からのヒヤリング)を集め、考察し、著した。彼らの話が創作ではないとする事例に、”母斑や先天性欠損“を持って生まれた子の存在。親は、どうしてウチの子に?。ワケを探し、行き着いた先が転生だとしたい自己納得性?。大昔の亡き人にあったので転生の”証拠“だ、と。信じる理由も信じない理由もない書。2021/12/03
ken
2
「前世療法」とはまた違ったアプローチで興味深い。2003/01/01
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