目次
幻想の未来
人間モーセと一神教(人間モーセと一神教;モーセとその民および一神教)
何故の戦争か
著者等紹介
吉田正己[ヨシダマサミ]
大正10年山口県出身。東大文学部卒、独文学専攻。都立大講師を経て、東大教養学部教授。昭和52年12月2日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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森中信彦
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この選集の「人間モーセと一神教」については、サイードの著書の論評を読んでいたため、フロイトが述べたい趣旨はある程度想像できていた。サイードが引用していた、「ある民族が同胞のうちでもっとも偉大な人物として誇っている人間に妄評を加えて片づけてしまおうということは・・・」という有名な一節は冒頭に述べられていて、改めてフロイトがこの論考に臨んだ決意の重さを実感する。フロイトのこの著書は「モーセはおそらく高貴なエジプト人であって、伝説によってユダヤ人にされているものにちがいない。」と結論されて(続く)2025/02/10
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