内容説明
「ねえママ、これは牛さんのどこのお肉?」子供のそんな質問をきっかけに、バーベキュー好きの一家はベジタリアンになっていった…。食生活が私たちの環境・健康・倫理に与える影響を中心に、現代社会で菜食を選び取ることの意義を綴った体験的レポート。
目次
第1章 わたしのたどった道
第2章 環境に対する動物の影響
第3章 漁業に望みを託す?
第4章 この先、環境はどうなるのか?
第5章 菜食は健康に良いのか?
第6章 動物の苦痛と倫理的な生き方
第7章 研究が古い通念をくつがえす
第8章 非主流派
第9章 旅は終わるか?
著者等紹介
ティルストン,ジョン[ティルストン,ジョン][Tilston,John]
フリーランスの金融ジャーナリスト。「ダウ・ジョーンズ・ニューズワイア」「サンデー・タイムズ」「オーストラリアン・フィナンシャル・レヴュー」などに寄稿している。オーストラリア在住
小川昭子[オガワアキコ]
国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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hepburn
6
この本にも記載されていますが、私は野菜をたくさん食べるようになったことで肉食をしたいと思わなくなり、気付いたら小食になっていました。肉を食べるべきか食べないべきかについては賛否両論がありますが、この本では、ハーバード大学公衆衛生学部の研究の報告により、果物や野菜をたくさん食べ、少しの肉を食べるのが一番長生きできると述べています。いずれにせよ、何でも完璧を求めるのではなく、「80:20のルール」(80%は体によいものを食べていたら、後の20%がそれほど健康的な食べ物でなくても大丈夫)で食生活を楽しんでいくこ2012/11/04
香菜子(かなこ・Kanako)
3
肉食、動物性たんぱく質や砂糖が精神不安定やイライラのもとらしい。肉食をやめるやめないは個人の自由だけれど、真剣に考える材料としてよい本。2017/05/17
KAMIY
1
私もベジタリアンなので共感できる内容でした。環境にも動物のこともしっかりと考えられていて為になりました。2015/01/05
ys
0
処分前に再読。ベジタリアンについてよく知らない自分がざっくりと界隈の知識を得るには良い本だと感じました。データが多く説得力がある一方で、日本だと少し事情が違うところもありそうなのと、近年プラントベースも裾野が広がっていることも考えると、内容をそのまま鵜呑みにするのは避けた方が良さそう。動物愛護のくだりは若干冗長で、屠殺については「自分の生活と繋がりがないから無関心でいられる」という一文が肝なようにも感じたので、そこがもう少し深掘りされていたらより興味深く読めた気もします。国内著者の本も読んでみたい。2023/02/03
オランジーナ@
0
ヴィーガンになろう!2018/07/05