内容説明
常に皮相の政治問題に絡め捕られてきた靖国論。それらが如何に歴史的事実や「靖国」の文化的位置を無視した空疎なものであったか。日本を代表する碩学が筆をそろえ、争点の根幹にメスを入れる。すべての日本人に今、「靖国」の本質を問う。
目次
第1部 「靖国」を論ず(生者の視線と死者の視線;靖国神社と神道指令;靖国神社考―「戦犯」合祀についての弁明;「A級戦犯」はなぜ合祀されたか;「いわゆるA級戦犯」問題の国際法的側面;キリスト者は「靖国」を語れるのか;「靖国」の基礎知識―20のQ&A)
第2部 「靖国」を考える(靖国神社を宗教機関といえるか;現行憲法と靖国公式参拝;有放心而不知求;日本人の不思議な宗教感覚;一人のカトリック信者として;平和を願う祈りの場;神社神道と政教分離)
第3部 「靖国」を語る(対談 「靖国」と「戦犯」)
第4部 資料篇
-
- 和書
- ホイッスル!勝利学