内容説明
今も昔も、人は縁起をかつぐのが好きです。動植物や器物が持つすぐれた力にあやかりたい、あるいは語呂合わせなどで災厄を祓い、幸運が訪れることを祈って人々が生み出したのが、「縁起物」と言われるものたちです。そこへ、「たたむ」美意識から生まれた折り紙を重ね合わせた縁起のいい折り紙をご紹介します。
目次
十二支飾り
宝ねずみ
天神の牛
三猿
水引の海老
高砂
子・ねずみ
丑・牛
寅・虎
卯・うさぎ〔ほか〕
著者等紹介
小林一夫[コバヤシカズオ]
1941年、東京都生まれ。和紙の老舗「ゆしまの小林」の4代目として染紙技術やおりがみなどの展示、講演活動を通して和紙文化の普及と継承に力を注いでいる。お茶の水おりがみ会館館長、NPO法人国際おりがみ協会理事長、全日本紙人形協会会長などを務めるとともに、世界各国にて和紙工芸作品巡回展を開催するなど、海外イベントも多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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高宮朱雀
14
ここしばらく折り紙はしていないが、十二支に惹かれて購入。事実、十二支や高砂は使用頻度の高いモチーフと思う。 欲を言えば、七福神は七体全て揃えて欲しかったなぁ…。 紙のサイズも縦横の長さが違ったり、一枚紙ではなく、裁断して作ったりと工程に手間の掛かる部分があるが、幸運に肖れるならそれもステップと思って楽しめそうだ。2022/07/31
kaz
0
折り方にまでは興味は無いが、出来上がりは確かに美しい。似ているかどうかちょっと厳しいものもあるが、よくできている。図書館の内容紹介は『厄除招福の「十二支飾り」、商売繁盛の「大黒天」…。幸運が訪れることを祈って人々が生み出した「縁起物」と、「たたむ」美意識から生まれた折り紙を重ね合わせた、縁起のいい折り紙作品を紹介します』。 2021/10/26