内容説明
自分で作って楽しめる、楽しい標本アイデアがいっぱい。さまざまな標本箱の作り方も掲載!
目次
1 自然に存在するものの標本たち(植物;動物;鉱物)
2 時の標本室(ガラスびん;ミルクキャップ;古いラベル・チケット)
3 自分で標本箱を作る(憧れの標本箱;簡単な木製標本箱;紙で作る標本箱;コインライトホルダーの作り方)
4 実際に標本を作る(ドライフラワーの作り方;押し葉の作り方;葉脈標本の作り方;乾燥苔標本の作り方;人工琥珀標本の作り方;昆虫標本の作り方)
5 標本にまつわる歴史
著者等紹介
さとうかよこ[サトウカヨコ]
小学校教諭、学習塾経営のち、インターネットショップきらら舎、cafeSAYAを運営。ショップでは鉱物標本をはじめオリジナルの理科グッズなどを販売。カフェではさまざまな理科系ワークショップも主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
83
標本といっても本格的なものでなく自分で集めた様々なものを空き瓶、自作の箱やラベル、を作って入れ楽しむ。この本はそんな標本の楽しみ方を紹介している。植物や鉱物、貝や昆虫などジャンルにこだわらない。ひとつひとつを見ればつまらないと思っていたものも標本にしてみるとグッと素敵なものになる。クッキーやチョコレートの空き缶や空き箱も利用できる。まずは集めてみる、作ってみる、楽しむ。標本の原点は自己満足だと思った。人に見せる前に自身が楽しむ。それでいいと思う。2018/01/01
リコリス
39
久しぶりに理科室に迷い込んだような感じだった。木の実や苔の標本、ドライフラワーのオイル液浸標本、昆虫の羽の人工琥珀標本、貝殻や鉱物、瓶やミルクキャップ、古いラベル・チケットの標本、そして標本箱の作り方まで。夏休みの自由研究の参考にもなりそう。2017/07/07
更紗蝦
34
「身の回りにある愛すべきモノたちを標本に」というコンセプトで標本の作り方を解説している本なので、学術研究目線ではなくアート目線の本です。この本自体が「オブジェを美しく掲載しているビジュアル本」として楽しめるので、澁澤龍彦的な世界観とか、桑原弘明氏のアート作品が好きな人なら、パラ見しているだけでウットリできます。「ドールハウス仕立て」のレイアウトのアイデア(標本室っぽさを演出)が載っているので、ドールハウス作りの参考にもなります。2021/03/10
はな
34
図書館本。お家で作る標本づくり。かなり好みの内容でした。こんな風にコレクションできればとても素敵なものになるだろうし、さらに集めたくなりそう。娘の自由研究の題材にもなりそうなので購入したいです。2017/08/25
紫陽花と雨
31
鉱物、標本、この感じになぜか惹かれるものがあります。長野まゆみさんの作品や、小川洋子さんの「薬指の標本」などを読んだ後にもおススメ…自分でも何か作ってみたくなります 。標本の種類(動植生物、鉱物など)や作り方も載っています、コピーして使える標本ラベルも付録についていて良き。生物標本は作らないけれど、手持ちの鉱物がいくつかあるので、きちんと標本Boxを作って、本みたいに収納してみたいと思いました。2019/05/27