内容説明
主君から与えられた特殊な任務遂行のため、間諜・謀略・奇襲を駆使していたといわれる忍者。彼らはこれらの術を厳しい修行によって身に付けていた。つまり、忍者とは「エリート中のエリート」集団なのだ。本書は闇に生き、そして闇に消えていった者たちの誕生から伊賀・甲賀の分派、忍術、武器に至るまでにスポットライトをあてることにより、忍者と「日本の裏面史」が理解できる一冊である。
目次
第1章 忍者の歴史と起源(飛鳥時代―道臣命と大陸のスパイ説;奈良・平安時代―荘園の誕生で不正規戦をする集団が登場 ほか)
第2章 心技体がひとつになった“忍術”(忍術の基本原理―書物にみる忍術の基礎知識;謀術―敵を欺き、意のままに操る術 ほか)
第3章 任務遂行に必須な“忍具”(忍び装束―数々の仕掛けが施された戦闘服;忍の六具―忍者の基本必携アイテム ほか)
第4章 裏舞台で活躍した“伝説の忍者”(道臣命・御色多由也―忍者の原形ともいわれる伝説的なふたり;大伴細入―聖徳太子に仕えた元祖“シノビ” ほか)
著者等紹介
川上仁一[カワカミジンイチ]
1949年福井県生まれ。甲賀忍之伝を継承する甲賀伴党21代宗師家、武術家、忍術研究家。三重県伊賀市にある伊賀流忍者博物館の名誉館長を務め、2011年12月より三重大学の特任教授に就任。現在では出身地の福井県若狭町で忍之伝や武術などの研修を行う神道軍傳研修所を開設している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Doraneko358