出版社内容情報
化学分析は様々な分野で課題解決のために「縁の下の力持ち」として貢献しています。たとえば、新型コロナウィルス感染症に対処するには、まず感染の有無を知る必要があり、PCR検査や抗原検査が大活躍しました。様々な産業の発展に欠かせない材料の品質を確かなものにするためにも化学分析は欠かせません。
本書では、分析者が直面する課題の解決に適した化学分析法を設計し実施されるためのヒントを提供することを目指しています。様々な分析課題に対して信頼できる分析結果を得るために、どんな分析法を適用し、どんな点に注意して分析したらよいかについて考える際の指針となります。分析課題を中心にし、その解決のために使えそうな分析法を組み入れました。
化学分析は何らかの課題解決のために行われる、という観点から多彩な化学分析法を体系化して示します。
【目次】
内容説明
化学分析は何らかの課題解決のために行われる。本書では、この観点から多彩な化学分析法を体系化して示し、課題解決に役立つ分析を実施するための基礎知識とヒントを提供する。また、化学分析の本質を体系的に把握するのに役立つことを目指している。
目次
化学分析の目標・分析課題と化学分析の分類
分析法の設計と分析手順
分析実験の基礎事項
分析の信頼性・データの取扱いと分析倫理
サンプリング(試料採取)と試料調製の方法
検出・検知・探知の方法
識別・判別・鑑識・鑑定の方法
定性分析・同定の方法
定量分析の方法
分析法の適応化と高機能化
状態分析・スペシエーション(化学種別分析)の方法
構造解析の方法
局所分析・微小部分析と顕微鏡・マッピング・イメージングの方法
原因解析の方法
機能・品質・良否レベル評価の方法
エージング測定の方法
起源分析・産地判別の方法
動態解析の方法
年代測定の方法
予測・予知の方法
著者等紹介
岩附正明[イワツキマサアキ]
1939年生まれ。1964年名古屋大学大学院工学研究科修士課程応用化学専攻修了。同年、日本碍子株式会社(現NGK株式会社)入社、研究所勤務。1969年山梨大学工学部講師。1975年山梨大学工学部助教授。1978年工学博士。1985~1986年文部省在外研究員(米国カリフォルニア大学ローレンス・バークレー研究所)。1993年山梨大学工学部教授。2003年山梨大学大学院医学工学総合研究部教授。2005年定年退職、山梨大学名誉教授。この間、工業分析化学、特に状態分析法・超微量成分分析法および環境分析法の開発研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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