出版社内容情報
製品開発の上流におけるモノづくりの手順や分析の仕方をシステムズエンジニアリングのプロセスに沿って実務に正しく適用できるように紹介する。
内容説明
他社に負けない製品を作りたいが、開発力を最大化する方法が見つからなかった。個別最適の設計を組み合わせた結果、機能不全や性能未達が発生した。場当たり的なすり合わせの結果、設計変更が多発し、製品の発売日程が遅延した。顧客ニーズが的確に反映できず、製品を市場に出すと反応が芳しくなかった。現場の悩みに応える処方箋!
目次
1 はじめに―なぜ今、システムズエンジニアリングなのか
2 コンセプトメイク―市場で勝負できるコンセプトを作ろう
3 VoC/VoE収集―ステークホルダの声を集めよう
4 ステークホルダ要求定義―ステークホルダの声を要求にしよう
5 システム要求定義―システム要求はどうやって作るの?
6 システム論理アーキテクチャ定義―システムの内部機能を洗練しよう
7 システム物理アーキテクチャ定義―ビジネス直結!システムをプロダクトに分割しよう
8 プロダクト要求定義―みんなが同じプロダクトを想定できる要求を書こう
9 プロダクトアーキテクチャ定義―技術分野の開発責務を確定しよう
10 推進時の留意点―エンジニアリングをうまく進めよう
著者等紹介
後町智子[ゴチョウトモコ]
1991年ファナック株式会社入社。NC制御・ロボコントローラの開発に従事。2003年オリンパス株式会社入社。非破壊検査装置、産業用プリンタ、医療ロボティクス、内視鏡システム開発に従事。システムズエンジニアリング、モデルベース開発を上記開発に適用し実績を積む。「ものづくりをもっとステキに。」を合言葉に製品開発を支援するGochibiCreativeDesign代表。現職:オリンパスメディカルシステムズ(株)システムズエンジニアリング本部シニアエキスパート(原籍:オリンパス株式会社)
土屋浩幸[ツチヤヒロユキ]
2001年オリンパス株式会社入社(中途採用)。“設計がやりたい”の想いで、派遣会社を経由してオリンパスに入社。情報機器事業部にてOEM製品(バーコードスキャナおよびプリンタ)の開発~立ち上げにメカ担当として従事。前述の経験を活かしてQFD、TRIZ、TMを軸にした開発プロセス改善(科学的手法)の普及推進に転身。一方向の教育だけでなく、現場と一緒になって実践し、その結果はTRIZシンポジウムなどで外部にも発信している。現在は“技術者も人である”ことに着目し、心理学とSECIモデルをベースにした、新たな技術コンサルタントとして研鑽中。現職:オリンパス(株)ソリューションそり技術本部、VEL所有
鈴木研[スズキケン]
1994年オリンパス株式会社入社。入社後20年間内視鏡プロセッサのソフトウェア開発に従事。テスト駆動開発、ユースケース駆動開発、MDD(モデル駆動開発)などを実践しながら、大規模化していく制御系ソフトウェアの開発のあり方を探求してきた。医療機器開発の経験を積んでいく中で、ソフトウェア開発の枠を超えて製品開発として医療機器そのものの開発をするために現部署に異動し、システムズエンジニアリングを実践中。現職:オリンパスメディカルシステムズ(株)システムズエンジニアリング本部電気アーキテクチャ(原籍:オリンパス株式会社)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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