出版社内容情報
界面化学や高分子化学をベースにした入門書が多い中で、実際のユーザーとなる機械・生産技術者の視点で接着を用いた組立を行なうために必要な基礎知識を紹介する。
内容説明
さまざまなモノをくっつける接着剤の役割は、産業界で日増しに高まるばかりです。原理だけでなく使用条件や作業性、コストなどに着目すると優れた接着が実現できます。
目次
第1章 接着とは
第2章 接着剤の固まり方
第3章 固まった接着剤の物性と接着特性
第4章 良好な接着を行うための基本
第5章 接着部の劣化について知る
第6章 設計・施工時に留意すべきこと
第7章 信頼性を確保するポイント
著者等紹介
原賀康介[ハラガコウスケ]
(株)原賀接着技術コンサルタント専務取締役。首席コンサルタント工学博士。1973年、京都大学工学部工業化学科卒業。同年に三菱電機(株)入社後、生産技術研究所、材料研究所、先端技術総合研究所に勤務。入社以来40年間にわたり一貫して接着接合技術の研究・開発に従事。2012年3月、(株)原賀接着技術コンサルタントを設立し、各種企業における接着課題の解決へのアドバイスや社員教育などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はとむぎ
10
流し読み。当方が扱う製品とは大きく異なるがアナロジー発想で応用が効きそうな知見を得られた。勉強になりました。2024/03/31
Haruki
4
接着剤の利便性(異種、低歪、軽設備、省エネ、等)を活かせる正しい使い方を理解することを目的に、接着剤の構成(二液混合、一液加熱、紫外線硬化、ラジカル反応、水分反応)、力学(硬化収縮応力、クリープ、ガラス転移点、応力集中)、設計・工程技術(凝集破壊が基本、濡れ性、極性、表面自由エネルギー、表面処理(粗面化、清浄化、被覆、表面改質、薬液塗布)、チキソトロピー、厚みや荷重管理、接着手順(エア抜き、加熱)、設計フロー)、劣化(水分(表面改質、加水分解、柔軟化)、荷重蓄積、ヒートサイクル)と基本を広く浅く見渡す。2024/02/13
takao
1
ふむ2024/08/31