出版社内容情報
設備機器の安定稼働に向けて、誰もが容易に判断できる要素を取り上げ、ムダな設備トラブルを未然に防ぐ奥義を写真で切り出して紹介。機械保全における現状修復に特化した、初歩的かつ実用的な専門書として構成する。
内容説明
異常を診る視野を拡げ、設備を再調整して不具合の再発を防ぐ。突発故障を防ぐ勘どころが丸わかり!
目次
第1章 生産性を上げたければ治工具の取り扱いを見直す(治工具の保全)(検査用治具の点検;正確な位置調整や位置決めに欠かせない位置決めピンの点検 ほか)
第2章 品質を測る前に測定器の狂いを判断する(測定器の保全)(多用されるノギスの損傷を判断する;ケガキ作業に使用されるハイトゲージの損傷を見抜く ほか)
第3章 潤滑を見直すことでシール性能が向上する(潤滑とシールの保全)(常時稼働しているコンプレッサはオイルの劣化が早い;油種選定ミスを防ぎ給油状況を確認しよう ほか)
第4章 検出スイッチの接点寿命を低下させる要因を見つけよう(電気機器の保全)(制御盤内部の劣化を早期に判断しよう;感電や火災につながる漏電を防ぐ ほか)
第5章 うまく使えば利点も多い空気圧・油圧機器の保全周期を延ばそう(圧力機器の保全)(空気圧システムは埃とドレンとの闘い;エア漏れを防ぐとコンプレッサの寿命改善に結びつく ほか)
著者等紹介
小笠原邦夫[オガサワラクニオ]
1998年、日本工業大学大学院工学研究科機械工学専攻(工学修士)。半導体メーカー勤務を経て現在、高度ポリテクセンター素材・生産システム系講師。生産設備に関わる技術支援として機械保全全般、装置設計、安全活動などを行っている。保有資格:空気圧装置一級技能士、油圧調整一級技能士、機械プラント製図一級技能士。2014東北大学石田實記念奨励賞受賞「自動化機器の装置設計開発」企業との共同研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 飛魂 講談社文芸文庫