出版社内容情報
特に「電子」と「イオン」に焦点を当て、それらの基礎から丁寧に説き明かし、身の周りの現象や技術が理解できるようにする。電気化学の面白さとそれに関わる現象の多様性、そこに潜む自然の原理をできる限りやさしく解説する。
内容説明
「電気化学」は、多くの自然現象をはじめ電池や腐食・防食、水の電気分解による水素製造など現代社会の重要な技術と深く関わっています。本書は、電気化学の面白さと関わる現象の多様性、そこに潜む自然の原理をわかりやすく解説しました。
目次
第1章 電気エネルギーは電子のエネルギーから(電気化学ってなんだろう?「「電気」と「化学」の合流点」;実は、いたるところに電気化学「身の回りの電気化学」 ほか)
第2章 これが電気化学システムだ(いよいよ電池の登場「どこもかしこも電子だらけ」;モノががっちり決める電子のエネルギー「電気化学のミソはここ」 ほか)
第3章 界面に注目する電気化学(くっつけると無理やり変わる「金属内の電子のエネルギー状態は同じになる」;電池にむりやり電圧をかける「電池の両端も外部からかけた電圧になる」 ほか)
第4章 電気化学の原理を活用しよう(理想の電池を目指して「自発的に進行する反応はすべて電池にできる」;一次電池の代表格「安いマンガン乾電池」 ほか)
第5章 こんなに役立つ電気化学(電気分解ってすごい「電気分解は化学エネルギーを増加させる」;水がダメなら、そのまま融かそう「デービーは1人で最多の6個の元素を発見」 ほか)
著者等紹介
石原顕光[イシハラアキミツ]
博士(工学)。所属:横浜国立大学先端科学高等研究院先進化学エネルギー研究センター。1993年横浜国立大学大学院工学研究科博士課程修了。2015年横浜国立大学特任教員(教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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