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出版社内容情報
下水道システム全体が誰でも簡単にわかるようにトコトンやさしく書いてある本。初版発行後に新たに進められている下水道整備の構想や課題をもとに新たな章を追加したほか、地震・津波対策等の新項目も追加している。
内容説明
人々の健全な生活と環境を守り続けている下水道システム。そのしくみ、設備、工法、汚水処理、水質改善、維持管理などをわかりやすく紹介。下水道資源の有効利用、地震・津波・液状化対策など、課題も含めて楽しく解説しています。
目次
第1章 下水道のしくみ
第2章 下水をはこぶ
第3章 きれいな水にする
第4章 効率的な事業運営
第5章 下水道が創る資源・エネルギー
第6章 安全・安心な暮らしの確保
第7章 下水道まめ知識
著者等紹介
高堂彰二[コウドウショウジ]
1957年岡山県倉敷市に生まれる。1981年日本大学理工学部土木工学科卒業。高堂技術士事務所。一般社団法人技術士PLセンター理事。資格:技術士(総合技術監理部門、上下水道部門)、APECエンジニア(Civil)、環境カウンセラー(事業者部門)、一級土木施工管理士、測量士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
10
p156 マンホールの蓋は落下防止のために円になっているが、円のほかに落ちない形として「ルーローの三角形」がある。正三角形の頂点を中心として一辺が半径となる円をコンパスで3つひいて結ぶとできる。ロータリーエンジンのピストンと同じ形▼▼図を見ないと難しいと思うが、正三角形の各辺に楕円の半円を付け足して柔らかく膨らませたような形。2022/11/13
すくすく
8
図解が多く分かりやすい。最新トピックにも基礎的知識も用語一つに対して見開き2ページで端的に解説してくれるのでざっくり知りたい時はありがたい。コラム的に江戸時代の話なんかも入っていて息抜きもできる。2023/06/23
🍭
5
図書館本、2022年第2版発行。BBのオゾンについての本で下水処理の工程などが解説されていたので上水道よりも読みやすかった気がする。関心を持ったのはB-DASHプロジェクト(下水道革命的技術実証事業)なるものがあって、平成23年度から年に三つ四つの公募テーマを出して様々な分野で下水に纏わるエネルギーや資源の活用についての研究をしているらしい。あとはBIM/CIM(Building Information Modelings / Construction……)という三次元モデルなども作っているらしい。2024/06/01
ころりん
2
仕事(ガードマン)の現場で、下水道工事が多くて、先輩たちの会話(「しんすいがおわったけん」「やくちゅうがつづく」「カメラがはいるで」等々)が、さっぱりイミフ。 で新刊に見つけた本書を借りてみた。 すげー、下水と雨水の区別から、下水量の算出式、老朽化・維持困難になってきた下水システム、現在の下水有効利用の最前線… たくさんの蘊蓄が詰まっている(いや、下水だけに、流れている…) こんな緻密でダイナミックな構造が、ぼくらの足元に働き、生活を支えているのかと関心。 明日からの仕事にはあまり関係なかったけどwww2023/08/27
ゼロ投資大学
1
私たちが清潔で安全な暮らしをするのに欠かせないシステムが下水道である。人類の歴史の遥か昔からトイレや下水は存在したが、現在のような優れた下水道が整備されたのは最近になってからである。下水道を取り巻く環境は厳しい。技術者の減少や維持コストの上昇など多くの課題が山積している。生きていく上で無くてはならない下水道をより良い形で持続させていく必要がある。2025/06/24