内容説明
人類は3つの記憶システムをもっています。それはヒトがヒトとして受け継がれていく「遺伝子の記憶」、歴史などの出来事を後世に伝える「文字による記憶」、そしてヒトが個人としてのキャラクターを形づくる「脳の記憶」です。ここでは、「脳の記憶」を中心にその秘密を解き明かします。
目次
第1章 記憶のメカニズムは謎に満ちている
第2章 もの忘れと忘れる記憶の違いとは?
第3章 今と未来の行動につながる過去の記憶
第4章 体で覚えた記憶は忘れない
第5章 言語の記憶は不思議がいっぱい
第6章 記憶を操作する
第7章 ある日突然起こる記憶障害とゆっくり進行する記憶障害
第8章 AIは記憶をどのように進化させるのだろう
著者等紹介
五日市哲雄[イツカイチテツオ]
1947年、北海道函館市生まれ。北海道立函館工業高校工芸科卒、専修大学法学部卒業。大学卒業後文科省関係、化学メーカーに勤務後、広告業界でディレクター、大手総合出版社の編集者。医学雑誌の編集長を経て、サイエンスライターとして、医学系、理学系の著書を多数出している
田中冨久子[タナカフクコ]
1964年横浜市立大学医学部卒業、1985年横浜市立大学医学部教授。2004年同大学医学部長を歴任して、2005年同大学定年退職。2011年田中クリニック横浜公園開業(院長)。2017年瑞宝中綬章受章。専門は、生理学、神経内分泌学、脳科学。日本神経科学学会、日本生理学会、日本神経内分泌学会、日本生殖内分泌学会の会員。ブレインサイエンス振興財団常務理事。学会活動は、貴邑冨久子として行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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