出版社内容情報
夏目漱石のアンドロイドを製作する過程を通じて見えてきた、人間を複製することに関しての課題、疑問について考える。近い未来、さまざまなアンドロイドが誕生することが考えられるが、我々に、人間存在をアンドロイドとして甦らせる権利などあるのだろうか?夏目漱石のアンドロイドを製作する過程を通じて見えてきた、人間を複製することに関しての課題、疑問について考える。
漱石アンドロイド製作委員会 編[ソウセキアンドロイドセイサクイインカイ ]
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内容説明
近い未来に、歴史的偉人のアンドロイドがいたるところで作られていくかもしれない。それは歴史的偉人に永遠の命を与え、社会に甦らせることを意味する。しかしアンドロイドとして甦らせられた偉人の言動は、その偉人のパブリックイメージに遡行的かつ不可逆的な影響を及ぼす可能性がある。このような事態をもたらす権利を、はたして我々はもっているのだろうか?アンドロイドと共に生きる未来を考える。
目次
第1章 アンドロイドとは何か(アンドロイドとは何か;アンドロイド制作において考慮すべき問題 ほか)
第2章 我々はアンドロイドを作った(漱石アンドロイド計画―発案から本体完成まで;漱石アンドロイドの制作 ほか)
第3章 アンドロイドをめぐるいくつかの論点(漱石と出会う体験の創出―アンドロイド×心理;再生ロボットに権利はあるのか?それは誰が行使するのか?―アンドロイド×法 ほか)
第4章 アンドロイド基本原則はどうあるべきか(アンドロイド制作の自由原則;アンドロイド運用の自由原則 ほか)
第5章 人がアンドロイドとして甦る未来
特別付録 漱石アンドロイド演劇台本・二松学舎大学版―手紙(平田オリザ)
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