内容説明
バルブは設備配管に設置され、流体を止めたり、流したり、流路を切り替えたりします。その存在は地味ですが、バルブは水道やトイレなど私たちの生活の中で重要な役割を担ってくれています。
目次
第1章 バルブは意外と身近にある
第2章 バルブの設計と発展の歴史
第3章 バルブの種類
第4章 産業を下支えするバルブ
第5章 バルブを構成するいろいろな要素
第6章 バルブをめぐる諸問題とその対策
著者等紹介
小岩井隆[コイワイタカシ]
1975年武蔵工業大学機械工学科卒業。同年から、東洋バルヴ株式会社にてバルブの設計・開発・マーケッティング部門を歴任。現在、株式会社キッツ技術本部に勤務。同社研修センター専任講師。(一社)日本バルブ工業会にて「バルブ技報」の編集委員会活動や『新版バルブ便覧』の編纂に参画。バルブ技報や配管・バルブ関連の書籍・技術雑誌に執筆多数。配管・バルブの技術セミナー講師担当多数。NPO給排水設備研究会会員(会報・記念誌の出版委員会委員歴任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
8
図書館にて。会社のトイレタンクで水漏れが発生。そのついでに本書も読んでみた▲pipeの語源は笛吹き。ゆえに工業的には円い筒の内側にモノを流すものを指す。tubeは単に管や筒を指した。工業的には円状は必須ではないし、重要なのは外寸である。なお、ホースはストッキング(状のもの)▲バルブ(プラグ、ゲート。弁、栓、門)は原理的には発明者がいない。バルブは産業革命・蒸気機関の発明以降に発展した▲カラン(蘭kraan)。原義は鶴のくちばしで、給水栓のハンドル、星形ではなく時計の短針みたいなやつのこと。2024/09/22
さたん・さたーん・さーたん
2
身の回りに使われる様々なバルブの仕組み・種類を紹介し、普段気にとめないバルブの存在に思いを馳せることができる。文章は平易で専門的なところは濁して飛ばせるが時折専門的な図が出てくるのでそこは深追いせず本職さんに任せる。2018/08/13
O. M.
1
バルブの種類、構造、応用例など。図解が多く、初心者に分かりやすかったです。先日「トコトンやさしい配管の本」を読みましたが、結構内容の重複がありました。目的にもよりますが、対象範囲が広い「配管」の方を先に読むことをおすすめします。2018/08/15
Yu
0
仕事で手配したりするので勉強のために借りました。前半はバルブの歴史やどこで使われているか。後半はバルブの仕組みや使う際に気をつけることなど。前半はへぇーって感じで読み進めて後半の方はじっくり読みました。設計するわけじゃないから理解できないことも多いけど参考にはなります。2024/11/09
黒とかげ
0
このシリーズを色々読んできたが、ここまで来るとこの本は誰向けなのか…。いや、自分は楽しく読めましたがね。2019/04/16
-
- 洋書
- Climb