内容説明
本書では、畑や花壇で実践される栽培の技術、田園の風景の中で見かける栽培の方法、ビニールハウスや温室で利用される栽培の原理、植物工場で使われる栽培の設備、無重力という宇宙での植物栽培への挑戦などを紹介。身のまわりで行われている植物の栽培の中から、野菜や草花、コメやムギ、トウモロコシなどの作物の栽培に感じる「なぜ?」を取り上げた。
目次
第1章 栽培のための土と苗の準備(なぜ、植物を土にすき込むのか?;なぜ、天然の肥料をつくりだせるのか? ほか)
第2章 家庭菜園で実践できる栽培(なぜ、水を毎日やらないのか?;なぜ、昼間に水をやってはいけないのか? ほか)
第3章 農園での栽培のふしぎ(なぜ、茶畑に扇風機があるのか?;なぜ、イネは水田で育てるのか? ほか)
第4章 植物工場で見られる栽培(なぜ、青色光と赤色光を照射するのか?;なぜ、発光ダイオードが使われるのか? ほか)
第5章 宇宙ステーションでの栽培のふしぎ(なぜ、宇宙にタネを持って行ったのか?;なぜ、無重力でも育つのか? ほか)
著者等紹介
田中修[タナカオサム]
1947年、京都府生まれ。京都大学農学部卒業、同大学院博士課程修了。スミソニアン研究所(アメリカ)博士研究員、甲南大学理工学部教授などを経て、甲南大学特別客員教授。農学博士。夏休みのNHKラジオ「子ども科学電話相談」の回答者を務める
高橋亘[タカハシワタル]
1973年、神奈川県生まれ。甲南大学理学部卒業、同大学院修士課程修了。(一社)日本草地畜産種子協会飼料作物研究所研究員を経て、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構畜産研究部門上級研究員。博士(理学)。夏休みのNHKラジオ「子ども科学電話相談」の回答者を務める。専門はバイオテクノロジーを利用した飼料作物の品種育成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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