出版社内容情報
単一粒子の物性と粒子集合体の特性にわけて整理し、それぞれの技術・学問の進展も含めてやさしく解説した粉体工学の入門書。
目次
第1章 粒子・粉体工学のとらえ方
第2章 粒子および粉体の基礎物性(単一粒子の物性;粒子集合体の特性)
第3章 粉体の生成(粒子の生成機構;粒子集合体の生成および調製)
第4章 場の中での粒子と粉体の挙動(場の中での粒子の挙動;場を使った分離・分級操作)
第5章 粉体の力学(粒子間に働く力;粒子集合体の力学)
著者等紹介
椿淳一郎[ツバキジュンイチロウ]
名古屋大学名誉教授、こな椿ラボ主宰。教授。1947年生。山形大学工学部化学工学科卒業後、修士、博士、助手時代を名古屋大学で過ごし、主に粒子形状、粉体物性の研究を行う。米国シラキュース大学で集塵を研究し、帰国後に助教授に昇進。1987年にファインセラミックスセンター(JFCC)に移りセラミックス標準化事業を立ち上げる。1994年に名古屋大学に戻り、セラミック成形プロセス、スラリー評価および制御技術を主に研究。2012年定年退職
鈴木道隆[スズキミチタカ]
兵庫県立大学大学院工学研究科化学工学専攻教授。1952年生。山形大学工学部化学工学科卒業、修士課程修了後、京都大学大学院博士後期課程に進学し、粉体力学物性測定とモデル化を研究。1980年姫路工業大学助手、1985年米国ウェストバージニア大学で粉体力学物性の流動層への応用を研究。その後、姫路工業大学(現兵庫県立大学工学部)で粉粒体の充填性や流動性に対する粒子径分布、粒子形状、表面状態などの影響を主に研究
神田良照[カンダヨシテル]
山形大学名誉教授。1940年生。山形大学工学部化学工学科卒業、修士課程修了後、東北大学博士課程資源工学専攻に進学。その後山形大学工学部化学工学科に戻る。2006年3月定年退職。修士課程進学以降定年退職まで、一貫して粉体工学、特に粉砕とその関連分野の実験、研究を中心に行って来た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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