出版社内容情報
これから技術者になる工学系学生を対象に技術者個人として具備すべき倫理的な価値判断に関する考え方や基礎知識を紹介する入門書。
内容説明
仕事で罰せられないためのエンジニア必読の書。JABEE認定制度、技術士試験、PE試験対応。
目次
1章 技術者倫理を学ぶ必要性
2章 科学の発達と産業の歴史
3章 技術者の出現と社会的背景
4章 技術者特有の“責任ある仕事”への気づき
5章 プロフェッショナル技術者を目指して
6章 企業経営と技術者倫理
7章 グローバル化と技術者倫理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Moloko
2
技術者倫理についてざっくり理解したかったのでとても役に立った。哲学とは違って絶対的な基準や倫理的な選択こそないという立場でかつ、客観的あるいは科学技術的見地からの判断にも加えて公衆の反応も想定して行動すべきというのはなるほどと思った。技術者倫理は安全工学やリスクマネジメントとも通じる部分があるという指摘も文系で政策学を学んでいる人間としては新鮮な感じを受けた。無論、経営や経済の力学に曝されて常に倫理的な判断が最善とは限らない個別的なケースにおいて、悔いの残らない選択を取るために技術者倫理は必要だと思った。2018/02/11
こ~じぃ。。
0
技術者だけじゃなく 全ての企業人に倫理観って必要だよね。2017/03/03
changood
0
言葉は難しいが文章が易しく理解しやすかった。公衆>会社。多くの事例紹介のように、技術者の葛藤、自分ならどうするかを考えさせられた。勤めている会社(『うちの会社』ではない)はまともと思っているが、いつどうなるかわからない。芯をもっていかねば。2021/09/02