目次
第1部 目標の設定(不良ゼロへ向かって、具体的な目標を掲げる;不良の見える化;品質不良再発防止の8つのステップ―進め方をシンプルに)
第2部 標準化と人の育成(作業の標準化;ものの取り扱いの標準化;品質チェック関連項目の標準化;人の育成―教育・訓練)
第3部 ウィークポイント・マネージメントと品質のつくりこみ(ウィークポイント・マネージメント(WPM)―レベル‐3の見える化
工程内不良(A不良)の低減
変化点管理)
第4部 常に基本を大切に(2S 整理・整頓;生産ラインの安定化)
第5部 継続と深化の仕組み(クレーム朝市;新型車の設計と生産準備の品質向上―不良の未然防止と製品価値向上へ向けて;QCサークルを活用したチームワークづくり;ダントツ品質活動を振り返って)
著者等紹介
野村貞郎[ノムラサダオ]
1965年トヨタ自動車販売(現トヨタ自動車)に入社。85年元町工場車体部第2ボデー課長、93年同部長を務める。トヨタ在籍中、インドネシア、オーストラリア、南アフリカのトヨタ自動車製造工場で計13.5年間の品質改善指導に従事。2002年から06年までテクノエイト社長を務めた後、06年7月から14年3月まで豊田自動織機産業車両部門のシニアアドバイザーとして「ダントツ品質活動」を牽引した。現在、品質改善コンサルタントとして部品メーカーを指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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OKD
1
★★★★★ 品質関連の本を読んできた中で一番の名著。 品証だけでなく、製造、生技、設計にも読んで欲しい。 著者はトヨタ自動織機で国内、海外工場の品質改善を主導してきた実績があり、そのノウハウを具体的に記載してくれている。QC7つ道具のような分析手法を学ぶ事も必要だが、実際に発生した不良に対して製造、品証、生技、設計がどのような役割、ステップをふんで不良0に近づけていくかがわかる。作業者教育についても詳細に書かれており、海外工場立ち上げに係る人にとっても有益な情報が書かれている。2020/05/24