目次
第1章 闇雲に工場が努力しただけでは儲からない(いくら現場改善活動をしても企業利益につながらない;安い外注会社や海外工場を使ったのに利益が得られない ほか)
第2章 利益向上のために工場がすべきこと(スループットが作業経費を上回れば黒字になる;スループットと作業経費の間隔は開いているか ほか)
第3章 誤った利益改善に陥らないために押さえておくべきこと(使う人によって違う生産性の定義;現場改善活動を成功に導く大事なポイント ほか)
第4章 利益確保に向けた工場各部門の役割(生産管理部:生産をコントロールして操業度を上げる;製造部:生産効率を上げて生産能力を最大発揮させる ほか)
補章 ちょっと詳しい損益管理の知識(財務会計と管理会計;販売価格決定 ほか)
著者等紹介
本間峰一[ホンマミネカズ]
1958年東京都生まれ。電気通信大学電気通信学部応用電子工学科卒業。NEC製造業システム事業部、みずほ総合研究所コンサルティング部を経て、2012年に経営コンサルタントとして独立(株式会社ほんまコンサルティング事業部)。製造業者のための利益改善、在庫マネジメント強化、生産管理システム活用などの支援コンサルティングを得意としている。大手から中小までさまざまな企業において、多額の利益改善を実現してきた。東京都中小企業診断士協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サンセット
7
よくある改善活動では、個別の製品での原価や工数低減とかを考えがちだけど、設備費や労務費は会社全体でかかる固定費なので、財務上は何の費用も削れていない可能性がある。限界利益(=付加価値=利益+固定費=売上-変動費)で考えると、設備や人(固定費)の稼働率を高め、会社に入るお金(売上)を増やし、出るお金(外注費などの変動費)を減らすという発想になる。通常の生産で稼働を平準化するのは難しいので、先行生産できる製品で稼働率を埋めるなどする。LT短縮に対しては、闇雲に無駄を減らすよりネックの工程に対策する。2024/03/30
しゅー
5
★★★中小企業診断士受験の副読本。TOC理論とスループット会計の本だった。味気ないテキストを読む前に、モチベーションを上げていく。やたらと個別原価計算を推してくるコンサルとか、ろくに工程を調べないで一律に棚卸資産を削減する活動とか、なぜか使えない生産管理システムとか、日本の製造業のアルアルをぶった切っていて社会人としては頷きまくりの内容である。本屋で見かけなかったので図書館本だけど、コレは買っても良いかな。2023/12/16
そらパパ
0
凄く参考になりました2017/08/25
Toropi
0
久々に読んだ。以前は生産管理システム導入の為に読んだ。今回は現場改善の為に再読。2025/04/25
かわ
0
★★★☆☆2023/09/07
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