目次
第1章 博士を取り巻く環境が変わってきた!(博士が求められる時代へ;博士になるとどんな良いことがあるのか?)
第2章 博士って何だ!?(日本にいる博士の数;論文博士とは何か;海外の博士)
第3章 どうすれば博士になれるのか?(大学院に入りたい!;大学院で学ぶこと―何を習うのか?)
第4章 有能な博士になるために(博士もピンキリ―「有能でもて囃される博士」って?;論文投稿前に学術雑誌を理解しよう;No.1博士とOnly1博士;Only1の博士になろう1;Only1の博士になろう2:「神聖不可侵な教典“学術雑誌”」からの決別;Only1の博士になろう3:考え方・概念(コンセプト)を持つ
Only1の博士になろう4:高学歴ワーキングプアにならない)
第5章 実際に君が大学院に入り具体的にやること(研究室選び;研究の進め方・考え方;研究内容を発表する)
著者等紹介
坂口謙吾[サカグチケンゴ]
東京理科大学総合研究機構教授(専門:分子生物学、放射性生物学、バイオエンジニアリング)。1944年生まれ。北海道大学理学部生物学科卒業、同大学理学博士号取得、カリフォルニア大学、カナダ・ゲルフ大学に勤務。帰国後、東京理科大学理工学部応用生物科学科助教授を経て教授。約20年間の教授生活で、50名以上の博士を送り出してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まのん
1
文学博士のあり方について「明治時代と変わらない時代遅れ」と著者は嘲笑しているが、逆に理系が安売りし過ぎている、だからSTAP細胞のような事件が起きるのだと反論したい。2016/02/16
さと
1
パラパラめくると日本と海外の博士事情が説明されており、個人的に興味をもったのが読むきっかけ。なかなか興味深い内容だが、現役の研究者には少し耳が痛い話かもしれない。only oneとno.1については考えさせられた。only one = 場を作る者、no.1 = 作られた場で競争する者。そう言われると目指すは only one となるが、ただ日銭は稼がないと行かんわけで、バランス感覚、さじ加減が大事なのかも。 ちなみに、サブタイトルの「理系のための研究生活ガイド」は若干ミスリードなタイトル。2015/04/18
稲
0
博士号を取ろうと思った人へのマニュアル的内容かと思ったら、現在の博士制度に対する批判が主たる内容であった。 そういう点では、他にない面白さがある。 個人的には、過去に先輩が論文博士をすすめられていたこともあり、なぜ「論文博士」なる制度があるのか、そしてなぜそれが衰勢にあるのかがわかった点で、非常に満足できた。2017/02/19
パロリーヌ
0
参考になりました。ていってもだいぶ先だけど…笑 only1博士、なってみたい!!2015/09/29
key-channel
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博士課程を勧める本(らしい)けど、いいと思ったのは、英語を取得するには、いかに日本語に触れない環境を作るか、ということくらい2015/05/15