内容説明
さまざまな化学物質が薬として使われ人間の生命や健康を守ってくれますが、薬になる化学物質はその使い方次第によって肉体や精神を損なう毒にもなります。薬の歴史は裏を返せば人間と毒との関わりの歴史でもあります。
目次
第1章 毒の基礎知識
第2章 毒と人間の古い関わり
第3章 植物の毒と薬
第4章 動物の毒と薬
第5章 鉱物の毒と薬
第6章 化学合成の毒と薬
第7章 「くすり」と薬物乱用
著者等紹介
佐竹元吉[サタケモトヨシ]
1964年、東京薬科大学卒業。同年、国立衛生試験所(現・国立医薬品食品衛生研究所)入所。91年、国立衛生試験所生薬部長。2001年、国立医薬品食品衛生研究所退官。02年よりお茶の水女子大学生活環境教育研究センター教授。06年より同センター客員教授。13年より同センター研究協力員。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Matsui Kazuhiro
1
構造式などがところどころに散りばめられているので,化け学の知識があった方がおもしろいとは思う.表紙からして読みやすい内容かと思ったが,そこまでではなかった.なので読み応えはある.#702016/01/03
てつこ
0
毒と薬の効果は表裏一体。植物、動物、鉱物由来の天然毒や、有機化合物やドラッグなどの人口毒を解説する。歴史や薬害事件、法制度などもある程度網羅しているのでわかりやすい。参考文献があればもっと良かった。2020/04/18
もあ
0
''天然由来、人工合成も含めて多くの化学物質が薬として使われて人間の生命や健康を守っているが、薬になる化合物はその使い方次第によって肉体や精神を損なう毒にもなる。毒にもなれば薬にもなる化学物質を化学、生物学の面からとともに歴史的、文化的な面からも取り上げる。''2019/11/29
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