内容説明
音楽や心地よい振動は私たちの生活を楽しく豊かにするのに対して、騒音とそこから発生する振動は逆に私たちを苦しめる。音と振動発生のしくみをはじめ、音と振動にまつわる身近な現象や話題のテーマを取り上げ、そのメカニズムなどを科学的に解説。
目次
第1章 音の発生原理と音の楽しみ
第2章 ヒトの脳と騒音苦情
第3章 車から発生する振動・騒音のメカニズム
第4章 騒音で悩まない住宅とは
第5章 自然災害と騒音・振動のかかわり
第6章 低周波音と私たちの生活
著者等紹介
山田伸志[ヤマダシンジ]
山梨大学名誉教授。工学博士。NPO法人住環境の騒音・振動・低周波を考える会理事。1965年3月東京大学工学部精密工学科卒業。1967年3月東京大学工学系大学院修士課程修了。1967年4月山梨大学工学部助手。1976年3月同工学部助教授。1977年9月~78年4月フランス国立機械音響研究所にてアクティブ防音の研究に従事。1985年7月山梨大学工学部教授。1996年4月~1998年3月山梨大学学生部長(併任)。2007年3月山梨大学定年退職。2007年4月放送大学山梨学習センター所長。2012年3月放送大学定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あるにこ
10
図書館本。騒音問題や車の振動など事例を用いて分かりやすく説明されている。近隣との音トラブル、なかなか難しいなと思いつつ、いくつか対策もあり、参考になった。2021/10/02
ゆーかり
6
音と振動発生のしくみ。騒音問題(同じ音を聞いても気にならないか不快な音と感じるか)と脳の反応との関係など。文章のせいか、例えのせいか、纏まりが今ひとつ無いせいか、なんだかしっくり来ず。2015/04/10
LibraBee!
1
音について詳しく知りたいので、図書館で借りて読んでみた。 わかりにくく、おもしろみもなく、趣味の本。2015/04/15
多夢(TAM)
0
本書の「はじめに」にも記載されていますが、音と振動というタイトルながら、自然災害などについても触れられており、本としての全体のまとまりはありません。車や建物、交通、災害など内容は多岐にわたり、工学的な部門でも分かれると思います。図が多用されていますが、それでも難しく感じる部分がありますので、興味があるところを深く読む形でしょうか。個人的には人間と音の感じ方についてや、低周波に関して興味を持ちました(図書館本)2016/12/20
Noboru
0
仕事柄、音と向き合う事が多いので、入門書として読んでみました。 ところどころ、当たり前のように説明なしで専門用語が使われていて分かりにくい部分もありましたが、総じて分かりやすく、且つ興味深い内容でした。2015/05/18