内容説明
トヨタ式の基本を現場で鍛えられ、後に国内外の経営者経験を積んだ筆者の確固たる工場マネジメント論。
目次
第１章 大野耐一さんの教えに学ぶ（説明しても理解できる人はいなかったので、現地で細かく指導するしかなかった；改善とは最終工程に近づくこと ほか）
第２章 トップの役割―トヨタ生産方式を成功裡に定着させるためのマネジメント（トヨタ生産方式を成功裡に定着させるためのマネジメントと組織；トップの役割―モノづくりの変化に応じて組織（制度・機構・運営）を変えることができる人 ほか）
第３章 管理者の役割―部下の仕事がうまくできるようにする人（管理者のみなさんへ；管理者とは、モノの流れ化を推進する環境を部下のためにつくる人 ほか）
第４章 海外駐在トップの役割（各国の駐在トップ・赴任経験者から話を聞く；海外メーカーの経営は三階建てのビルと思うこと ほか）
著者等紹介
原田武彦［ハラダタケヒコ］
１９４４年生まれ。１９６８年トヨタ自動車工業に入社。本社機械部に配属、トヨタ生産方式を実践で学ぶ。機械部長、生産調査部主査、本社工務部長を経て２０００年台湾・國瑞汽車董事・総経理に就任。２００１年トヨタ自動車理事。２００５年中央発條（株）社長に就任し、２０１０年退任。現在、中部産業連盟会友（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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naolog
4
図書館にて。製造業、ものづくりの現場を多少見ている人じゃないと、ちっとも面白くない本だと思う。前半の濃さに比べて、後半のこの方自身の言葉の薄さ…。優秀な人をライン外に出していく思想はなるほど。停滞、検査、運搬、加工の４つの状態については、あらゆる職種で当てはめ、改善しやすいのでは？と思いましたね。2021/06/20
ノンミン
1
この本は、大野さんの現役時代の出来事を通して、トヨタ方式の神髄を深く探求しています。大野さんの当時考えていたことが想像できました。そのことを通して、いま私たちの目の前にあるビジネスのプロセス全体を俯瞰し、効果的なモノづくりの戦略を構築するための洞察を得ることができます。2024/02/23
波切
0
過去に読んだイトーヨーカドー中国進出を思い出しながら読み進んだ。トヨタ生産方式の概念、実体験から来る教訓、海外現地化マネジメントのノウハウなど。少し抽象的な内容だが、トップのリーダーシップが重要ということ。初めに考えた大野氏、それをやりきった関係者は賞賛です。2013/07/30
