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目次
プロローグ 火力発電のポテンシャルはさらに広がる
第1章 火力発電の基礎(火力発電の位置づけ;火力発電の基本原理 ほか)
第2章 天然ガスによる発電技術(天然ガスの価格動向と調達性―資源量は増大したが輸入価格は下がらないのが課題;非在来型天然ガス―回収技術の進歩で将来的には在来型の生産量を上回る ほか)
第3章 石炭による発電技術(石炭の価格動向と調達性―世界的に資源量は豊富で価格も比較的に安定;微粉炭火力発電―効率、環境性も日本が世界トップの石炭発電の主流 ほか)
第4章 その他の火力発電技術(バイオマス燃料―カーボンニュートラルな再生可能エネルギー;バイオマス発電―事業成立はバイオマスの収集がカギとなる ほか)
第5章 将来を見据えた新技術(新燃料製造技術―燃料の多様化はエネルギー安定供給の要;水素燃焼タービン―CO2、NOxを排出しない超クリーンな発電が可能 ほか)
著者等紹介
高橋毅[タカハシタケシ]
一般財団法人電力中央研究所エネルギー技術研究所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
25
最新の火力発電のメカニズムとテクノロジー。高いエネルギー効率とCO2をほとんど出さない技術。日本は最先端、最高でありながら、実用において世界の後塵を拝している。工学的情報は素人には敷居が高いものの、エネルギーロスとカーボン排出を最小にしている技術の素晴らしさに感嘆する。物理運動だけでなく化学的な作用も応用し、ギリギリまで電気を取り出す。似非エコ讃美と原発アレルギーという欺瞞による新技術への無関心は、自分自身を疲弊させ、子供や子孫への毒として残り続けるだろう。まず節電とやらのためにテレビを消すこと。2022/08/01
shun
0
原発が稼働しない今、脇役の火力が主役になっている。 この本は火力発電の将来を予見できる? 20年後?には何割かの電源になっていると思われる自然エネルギー。 雨後のタケノコの如く全国にメガソーラー発電所が建設されている事実。 猫も杓子も(中国、韓国、スペインなど)世界中の発電事業者が日本にメガソーラー発電所を建設している。 この発電所は風任せ太陽任せで、人間で例えればいい加減で勝手気ままで迷惑な人とに似ているが特殊な能力で社会を構成するには必要か? いい人ばかりでは.....成り立たない!特殊な能力が必要。2013/05/19
黒とかげ
0
火力発電はつまるところ技術よりも石油の値段に左右される。最近火力発電が見直されているのも、原子力発電の挫折というより、埋蔵された石油量が立て続けに増えていることも原因だろう。2020/02/14
シエナ
0
火力発電の現状が知りたくて。 火力発電所がこんなにも日進月歩しているのかと驚いた。 燃料電池の排ガスでタービンエンジンを回してその排熱でボイラーも沸かして。。。って、貪欲なまでエネルギーを有効活用する技術力がすごい。2018/06/05