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内容説明
資源獲得の舞台は陸上から深海へも拡大。海底資源は“資源貧国”日本の救世主になるか?―。
目次
第1章 鉱物資源は世界にどれだけあるか
第2章 地下の鉱物はこうして金属商品となる
第3章 鉱物資源の流通は何が問題になっているか
第4章 鉱物資源で揺れる世界情勢
第5章 持続的発展のための資源確保戦略
第6章 深海底鉱物資源への期待
著者等紹介
細井義孝[ホソイヨシタカ]
秋田大学客員教授。国際協力機構(JICA)資源開発アドバイザー。経済学博士。鉱業技術者。1974年、秋田大学鉱山学部採鉱学科卒。在学中に休学して、アフリカのザイール(現・コンゴ民主共和国)のカッパー・ベルトで銅鉱山開発に1年半従事する。1976年、東京大学工学部資源開発工学科研究生修了。同年、金属鉱業事業団(現・石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC))に入団。衛星リモートセンシング、空中物理探査、陸上物理探査、深海底鉱物資源探査、鉱山立坑開発、鉱害調査対策、海外資源探査、国際協力などを経験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hideki Nakane
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何気なく手にしている家電の中には、さまざまな鉱物が使われている。だが、それがどのように採取され、加工され、流通しているのかは、この業界にいなければなかなか目にする機会がないものだ。 しかし、近年は鉱物資源に対する競争が激化するとともに、投機対象としても注目を集めており、中国に至ってはアフリカや太平洋島嶼国など鉱物資源国の鉱山開発への関与を深める戦略を精力的に進めている。 本書は、鉱物資源の探査・開発から採掘、選鉱、精練、加工、流通などの現状や、経済的考察を簡潔に紹介。いずれも興味深い話である。2012/06/24