B&Tブックス
紙の科学

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784526067761
  • NDC分類 585
  • Cコード C3034

内容説明

日頃何気なく使っているいろいろな紙。「記録」「吸収」「包装」という機能で、私たちの日常生活を支えてくれているのです。

目次

第1章 紙っていったいなんだろう?(紙とは「植物繊維を漉いたもの」―パピルス→羊皮紙→蔡侯紙;西洋人を驚かせた日本の紙文化―江戸時代に華ひらいた和紙 ほか)
第2章 紙の機能その1―包装に使われる紙(段ボールは、「包装革命の担い手」―段の高さと数が強さを決める;段ボールは包装機能を拡大していろいろな物を作り出す―たくさんの機能・利点がある ほか)
第3章 紙の機能その2―いろいろモノを吸収する(日本人は世界一ティッシュペーパーをよく使う―その量は一人一年間約4キログラム;ティシュペーパーは脱脂綿の代わりとして開発―細かな工夫が便利さを演出 ほか)
第4章 紙の機能その3―いろいろな意思、文化を記録する(紙の記録性は紙の吸収性に負うところが大きい―セルロースが水を放さない;記録するための紙にはいろいろなものがある―新聞紙や情報用紙は独自の特徴をもつ ほか)
第5章 これから紙はどうなっていくのだろう?(紙はさらなる文化を創造し続ける―ペーパーレス時代と紙の存在;古紙の品質は分別の仕方で決まる―一人一人の問題意識で品質が決まるのだ ほか)

著者等紹介

半田伸一[ハンダシンイチ]
1958年東京生まれ。日大卒。現在、大学講師のかたわら、小中学校で紙の作り方、紙のあり方を通して、地球環境の大切さを啓蒙している。また、個人で和紙や洋紙を作り、知人などとともに大人向けの「紙教室」を自宅で開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

砂の中のぴぃたぁ

4
紙の三大機能「記録」「包装」「吸収」をはじめに頭に入れることで、身の回りにどれだけたくさんの紙が溢れているのかを整理することができた。確かにペーパーレスの時代は来ないなと。新聞紙の不透明さ、切れにくさはリグニンが関与していることは素直に驚いたし、「包む」「結ぶ」「敷く」の三大機能をもつ和紙に対して大きな興味を抱けたいい本だった。ここから難しい本に挑戦していきたい。2015/05/08

neimu

3
小学生は高学年なら調べ学習にOK。大人が読んでも読み応えのある紙の世界。3.11以降の紙の活躍(使われ方)、リサイクル、企業の取り組み等、従来の紙の話は勿論、リアルな新しい話題まで含めて説明してくれているので、大人の社会見学を誌上で行っている感じ。一般教養、一般常識としてもお勧めです。2012/01/11

げん

2
図書館の新刊コーナーにあったのを衝動借り。普段何気なく使っている紙の秘密が色々。牛乳パックを煮てミキサーにかけて針金でピンと張ったパンストで抄くとハガキができるらしい。やってみよう。2012/02/16

まいける25

1
DTP勉強中のため、読んでみた。紙ってたしかに自分のまわりに常にあるもの。普段あまり大事と感じたことはないけど、なくなったら確実に困る!!再生紙について、日本が古紙利用が進んでいるのは納得。ポケットティッシュの品質に外国人が驚くというエピソードなんかもあっておもしろい。トイレットペーパーは、たしかにあんなに白くなくてもよいな~~と思った。2012/06/16

菜の花

1
「おもしろサイエンス」シリーズの「紙」編。紙の歴史・概要から、紙の三大機能「包装」「吸収」「記録」に注目した章構成。紙ってこうやって作っているのだなあ…と、紙への関心が高まりました!こんなに色々な種類があるなんて、普段何気なく使い捨てすぎていたかもしれません。紙、凄い!2012/02/05

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