内容説明
植物や動物由来の油脂は、食用として、工業原料として古くから人類と深い関わりをもってきた。最近では、バイオマスによる植物系油脂が、再生可能な循環型資源としてとくに注目を浴びているが、こうした非石油系油脂は、燃料用途のみならず、ライフサイエンスやファインケミカル分野などで新しい機能をもった化学品の開発に欠かせないものとなってきている。
目次
第1章 再生利用資源と化学工業
第2章 非石油系マテリアル―オレオマテリアル
第3章 非石油系油脂の加工技術―オレオテクノロジー
第4章 食品工業の油脂利用―オレオフーズインダストリー
第5章 油脂化学―オレオケミストリー
第6章 非石油系油脂による生物工学―オレオバイオテクノロジー
第7章 非石油系油脂による生命科学―オレオライフサイエンス
第8章 非石油系油脂によるファインケミカル―オレオファインケミカル
著者等紹介
荻野圭三[オギノケイゾウ]
東京工業大学有機材科コース卒業、工学博士。元東京理科大学理工学部長、東京理科大学名誉教授。元日本油化学会会長、日本油化学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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