内容説明
英国のファブレスビジネス最先端企業を例に、欧州半導体産業の現状と戦略、課題などファブレスメーカーの本質を解説するとともに、日本の半導体ビジネス復活のヒントを探る。
目次
1 ファブレス半導体を生み出す欧州(日本の半導体産業との大きな違い;世界から見る日本の特殊性 ほか)
2 なぜ欧州は半導体に力を入れるのか(欧州域内の共同研究プロジェクト;欧州トップスリーの苦しみ ほか)
3 実績の出てきたファブレス、IPベンダーたち(携帯電話のプロセッサとして9割以上のシェアを持つアーム;ミクストシグナルに特化して強い製品を出すウォルフソン ほか)
4 新興勢力のファブレス、賢いチップでイノベーションを推進(4G通信まで対応可能なソフトウエア無線専用プロセッサ―アイセラ社;無線通信の小さな基地局フェムトセル市場を狙う―ピコチップ社 ほか)
5 大学の意識改革を進める事例集(産学協同を積極的に進める英国の大学;ケンブリッジ大学はエレクトロニクスを最重視 ほか)
著者等紹介
津田建二[ツダケンジ]
国際技術ジャーナリスト兼セミコンポータル編集長。1972年東京工業大学理学部応用物理学科卒業。同年日本電気入社、半導体デバイスの開発等に従事。1977年日経BP社(当時日経マグロウヒル社)入社、「日経エレクトロニクス」、「日経マイクロデバイス」、英文誌「Nikkei Electronics Asia」編集記者、副編集長、シニアエディター、アジア部長、国際部長など歴任。2002年10月リード・ビジネス・インフォメーション(株)入社、「Electronic Business Japan」、「Design News Japan」、「Semiconductor International日本版」を相次いで創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。