内容説明
燃える・割れる・誤作動する…自分の設計のまずさがわかるようになる。―身の回りの家電製品について、実際に発生した50の事故・不具合事例を通じ、ユーザはどんな使い方をして事故に至ったか、製品の危険がどんなところにあり、どんなところに目を付けたらよいかを理解、事故には共通の背景があり、必ずしも想定外で起こるのではないことを証明するとともに、事故を起こさない製品づくりとは何かを解説する。
目次
第1章 リスクはどこに存在するのか(自分の回りには、どのようなリスクがあるか;損失の大きな“強大リスク”のトップ3は何か ほか)
第2章 民生品のリコールではどのような事故が起きているのか(この10年間でリコール数が急増した;民生品のリコールを分析する ほか)
第3章 10年後の日本の安全設計はどうなっているか(日本の安全設計はますます向上する;品質保証はますますきつくなる ほか)
第4章 実際のリコール事例を紹介する(過大な応力がかかると、何かが劣化する;モノは使っていれば、そのうち化学変化する ほか)
第5章 自分の設計に対して何を考えるべきか(軸が外れた;スイッチタップが焦げていた ほか)
著者等紹介
中尾政之[ナカオマサユキ]
1958年9月生まれ。1981年3月東京大学工学部産業機械工学科卒業。1983年3月東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻修士課程修了。1983年4月日立金属株式会社入社、同社磁性材料研究所勤務、磁気ディスクの開発に従事。1987年1月同社設備開発研究所に転勤、磁気ヘッド生産設備の設計に従事。1989年2月HMT Technology Corp.に出向、磁気ディスクの生産に従事。1992年3月同社退社。1992年4月東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻助教授
宮村利男[ミヤムラトシオ]
1950年7月生まれ。1969年3月松下電器産業株式会社入社。2002年12月松下電器産業株式会社退社。2005年5月独立行政法人製品評価技術基盤機構入社。2008年12月独立行政法人製品評価技術基盤機構退社。2008年3月長岡技術科学大学専門職大学院技術経営研究科専門職課程システム安全専攻修了。2008年4月東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻。中尾・濱口研究室博士課程入学。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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