目次
第1章 自動車車体用材料としての高張力鋼板
第2章 高張力鋼板の強化機構
第3章 材料特性と成形性
第4章 高張力鋼板の種類と特徴
第5章 自動車車体への高張力鋼板の適用
第6章 高張力鋼板のプレス成形における課題と対策技術
第7章 高張力鋼板を使いこなす成形技術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンセット
2
応力やひずみなどの理論だけでなく、材料の種類や試験方法、ホワイトボディのパーツ名などの情報も詳しい。成形CAEの高精度化のためには2軸引張試験が必要で、成形限界線図(FLD)に描いた成形限界線(破断限界線)が重要。ひずみ比β(=ε2/ε1)に対して、β=1(ε1=ε2)は等2軸引張、β=-1/2は通常の1軸引張、β=-1(ε1=-ε2)は板厚変化のないせん断変形。また、0≦βの領域は張出し変形、β≦0の領域は絞り変形となる。成長限界線を求める方法は、球底パンチで張出して破断ひずみを求める中島法が一般的。2024/08/31