内容説明
質の良いエネルギーがそのピークを超えたとき、文明の崩壊が始まる。
目次
1 石油ピークは食糧ピーク、そして文明ピーク(残りの石油埋蔵量は1兆バーレル。しかもこれまでより質が悪い;「石油ピーク」―広がる油田発見と消費量のギャップ ほか)
2 石油に替わる新エネルギーはあるのか?(石油は太陽エネルギーが濃縮された太古の遺産である;太陽エネルギーは脱石油の救世主となるか ほか)
3 石油ピークが現代社会の常識を変える(皆が期待する幾何級数的な経済成長は、有限地球では無理;大食の車に人は負ける!バイオ燃料は食料と競合する ほか)
4 石油ピーク後の生きる道「日本のプランB」(3Rは最初のReduceが大事、リサイクルはエネルギー問題;石油ピーク後に生き残る道は、自国を知ること。日本は世界六位の海岸線長大国 ほか)
著者等紹介
石井吉徳[イシイヨシノリ]
東京大学理学部物理学科(地球物理学)卒、工学博士、東京大学名誉教授、「もったいない学会」会長。学会他:日本工学アカデミー会員、同人類未来戦略フォーラム代表、日本リモートセンシング学会、物理探査学会、石油技術協会など会員。元職:(株)帝国石油、石油開発公団、(株)石油資源開発などに16年間、東京大学工学部(資源開発工学科)助教授、同教授、国立環境研究所副所長、同所長(第9代)、富山国際学園特命参事、富山国際大学教授。日本学術会議会員、日本リモートセンシング学会長、物理探査学会長、石油技術協会副会長、NPO地球こどもクラブ会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。